朝一番に効く、フレッシュオレンジ
モロッコに行けば必ず出会う生絞りのオレンジジュース屋台。一度飲めば毎日かかさず飲みたくなるその味。いや、たかがオレンジジュースなんだけど、3個4個、惜しみなく絞ってくれて、お値段なんと、
「4デュラハム！！」
タカタもニトリもビックリです。デュラハムと言っても、なんのハム？ ってなってしまいそうなのですが、ハムではなくてオレンジジュース、OJです。「デュラハム」はモロッコ通貨で現在日本円で約11円。つまり、オレンジジュース一杯約44円です。安。
朝一番の果物はダイヤモンドです。たまに飲むクレンジングジュースもいいけど、毎日飲むなら手軽でコスパの良いこいつ。フルーツジュースの原点回帰してみてはいかがでしょうか。私、日本に一時帰国した時はまず八百屋に走ってオレンジを大量買いしました。
これがモロッコウイスキーだ、ミントティー
お酒を飲まないイスラムのモロッコ人が「モロッコウイスキー」と言って勧めるのはミントティー。旅人をやっていてお腹を壊したことが一度もない私ですが、モロッコで健康だったのはやっぱりミントティーのおかげでもあったと思うんですよ。スーっとした清涼感のあるミントは、とにかくその効用がすごい。消化促進、胃の不調緩和、リラックス効果、抗鬱作用、血管拡張効果、アレルギー症状緩和、抗炎症作用、酔い止め、腹痛緩和、便秘、ストレス。他にもまだまだ数え上げたらキリがないくらいあるんですが、最近「腸活」に注目している私にとって、やはり胃腸に良いというのがありがたい。
そんなミントティーですが、実はモロッコのミントティーはベースが緑茶なんです。「今更、緑茶って」とつっこみたくなりますが、まずは中国緑茶を作り、そこにミントの葉をゴソっと入れるわけです。なので日本でも簡単に作れそうですね。いつもの緑茶にミントの葉をぶち込めば良いのです。あとは、コップに注いだお茶を一旦ポットに戻し、再び高ーい位置からジョボジョボと注ぐ。こうやってミントの香りを立たせれば、ほら、北アフリカの風が吹いてきませんか。
