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語学力&コミュニケーション能力が不要な客船の選び方

齋藤和実 齋藤和実


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豪華客船というとなんとなく、ディナーの丸いテーブルを大勢で囲んで和やかに会話をしていたり、パーティーでシャンパン片手に色んな人と話していたり…そういった『社交』のイメージがあるのではないでしょうか。そして仮に本当にそんな世界が広がっているのなら、相当に英語力やコミュニケーション能力が必要とされるはず、というイメージも。確かにそのイメージ通り、華やかな社交が繰り広げられている船もあるにはあるのですが、一部です。そんな船しかないようなら、人見知りは船旅を一生楽しむことはできませんからね。

それになんだかんだ言って、英語が堪能な日本人も、それほど多くはないのが現実かと思います。仕事で日常的に使っているという方や、海外に住んでいた方をのぞけば、買い物や食事での意思疎通に困らない程度の英語力という方が多いのではないでしょうか。 実際私も、客船の取材という仕事をしていますが英語が堪能というわけではなく、そして非常に人見知りです。コミュニケーション能力は日本人の平均より低めだと思います。

そんな私目線での、語学力とコミュ力が低い人が楽しめる船選びのポイントは以下です。

他人に気を使わず自分たちだけの世界に入れる船を選びましょう

できるだけ大きい客船を選ぶ

客船は、乗客定員が100人程度のものから数千人のものまで、様々なサイズが存在します。そして一般的に、『必要とされる語学力、コミュ力の高さと客船のサイズは正しく反比例』します。船のサイズが小さくなればなるほどに、スタッフや他のお客さんとの距離は近くなるからです。例えば船内でくつろいでいる時に、スタッフが話しかけてきた場面での比較ですが、

小さな船「こんにちは、かずみさん。今日は調子はいかがですか? これから何をするの? 云々…」

大きな船「やぁ、元気? ごきげんよう! じゃ!」…終わり

小さな船では乗客と密にコミュニケーションを取ることもサービスの一つなので、ほっといてくれる大きな船を選びましょう。

なお、小さな船の場合乗客同士も顔見知りになりやすく、至る所で会話が発生してしまうということもあります。さらに、顔見知りになった乗客からディナーに誘われたりもします。ここらへんは船旅の醍醐味とも言えるものなのですが、低語学力・コミュ力にとってはストレスになりかねないですからね。お金を払って楽しむために乗る以上は、少しでもストレスの可能性は排除すべきです。

色々な国籍の乗客がいる船を選ぶ

世界各国からの様々な乗客が乗っている客船と、自分たち以外全員イギリス人もしくはアメリカ人の客船。どちらが気が楽かは言うまでもありません。乗客が多国籍の船では、ショーなどのエンターテインメントも言葉が分からなくても楽しめるものが多いです。一方、乗客の大半がネイティヴのイングリッシュスピーカーだと、日本でいう漫談やコントみたいなものがあったりしますが、私達がそれを楽しむのはかなり難しいです。

見分け方ですが、世界中から観光客が集まるような人気のエリア、例えば地中海やエーゲ海を航行している大型客船を選べばまず大丈夫でしょう。

上記2点に気を付ければば、大体大丈夫かと思います。普通に個人で旅行をしている感覚で、気を使わずに船ならではの世界や美しい港町巡りを楽しむ旅ができるでしょう。もちろん人見知りなんてしたことない! 沢山友達を作りたい! バリバリ英語も話せます! という方は、どんな船を選んでも楽しむことができると思います。船旅は本来、普段知り合うことができない世界各国の乗客と親しくなれる、絶好のチャンスにあふれた旅のスタイルですからね。

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