Amazonプライムの特典その1
「Amazonプライム」は、Amazonの世界戦略の中で利用者獲得の重要なサービスである。それは有料会員への勧誘なのだ。本来、会員というのは加入したそのサービスを一生懸命に使わないと料金に見合わず、下手をしたら元もとれなかったりする。
年会費3,900円(税込)
上記が「Amazonプライム」の年会費の金額。月額で換算すると325円(税込)。どうだろう? 高く感じるか、それとも安く感じるか。あたりまえだが、会員にどんな特典があるのか分からなければ判断でない。では次を見ていただこう。
ネット通販商品の配送料が無料に
ちなみに配送料は2,000円未満の買い物の場合、360円から514円(税込)が必要。年間に10回以上注文するのなら、Amazonプライム会員になったほうがお得になる。逆に毎度2,000円以上の買い物をする人はそれだけで送料が無料になるので、この特典が活かせない。
ちなみにプライム会員は、通常有料である、早い配達の「お急ぎ便」、配送日時を指定できる「お届け便指定」を選んでも送料は無料となる。
Amazonプライムの特典その2
そんなに通販を利用しない人にとっては、それでも高いことになるのか? では次の特典について見ていただこう。
Amazonプライムビデオが見放題
出典:Amazon
洋画、邦画の名作から流行の映画、それだけではなくテレビ番組やアニメ作品、ドキュメンタリーやキッズ向け、韓国ドラマまでが見放題。洋画では吹き替え版も用意されている。さらに有料衛星放送のようにAmazonオリジナルドラマ(日本版と米国版)まであるのだ。衛生やケーブルテレビの有料放送チャンネルとそう大きな遜色はないのではないか。映画ファンというわけではないが「TV番組はちょっとつまらないので別のものが観たい」という人にはうってつけかもしれない。年間3,900円を月額にすれば325円。NHKの受信料より安いし、有料衛星放送チャンネルと比べれば月々の料金は10分の1程度になる。
Amazonビデオでレンタル・購入できる新作映画5選
「いくら安くても、忙しいから観るヒマないなあ」という人が多いことも考えられる。ところが好都合かもしれないのは、「Amazonプライムビデオ」は、パソコンやタブレットPC、スマートフォンで視聴できるということ。電車の中や眠る前の布団の中で映画鑑賞ができる。時間の有効活用になるとも言えそうだ。
スマートTVなら、Amazonプライムのビデオを画面に映し出して居間で鑑賞することもできる。通常のテレビしかない人は、「Fire TV Stick」(4,980円)を自宅テレビのHDMI端子に接続すればそのまま大画面で見ることができる。居間で夜に映画を観て、話の続きは翌朝の通勤電車の中でスマホで観るなんて技もできるのだ。