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デザイナーがクライアントに言われそうなデスワードあみだくじ

加藤広大 加藤広大


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阿彌陀籤(あみだくじ)とは

本題に入る前に、少しだけあみだくじについておさらいしておきましょう。あみだくじを理解することで、選ばれたデスワードがグッと引き締まるはずです。

あみだくじと言えば、小学校の席替えで経験した方も多いのではないでしょうか? 好きな女の子、男の子の隣になれるようにと願いながら自分の名前を書き、発表される時のワクワク感は、たとえ発表前にあみだくじを職員室に持ち帰った担任が線を足したり消したりして工作していたとしても甘酸っぱいものです。

他にも、何らかの順番を決めたり、どうしても決まらない物事をあみだ頼りにしたりと、使い方はさまざまですが、あみだくじって、元来どんなものなのでしょうか?

辞書を引いてみましょう。『精選版 日本国語大辞典』には、以下の記述がありました。

あみだ‐くじ【阿彌陀籤】
〘名〙 (阿彌陀の後光のように放射状に線を引いたことから) 線のはしに金額を書いて隠し、各自が引き当てた金額を出しあうくじ。また、線のはしに当たりはずれなどを書いて隠し、各自が引き当てるくじ。今日では、平行に引いた線の間に横線を入れることが多い。あみだ。あみだのひかり。
*国民性十論(1907)〈芳賀矢一〉五
「子供の遊を鬼ごっこといひ、鬮をすれば阿彌陀鬮といふ」
小学館国語辞典編集部『精選版 日本国語大辞典』(2005年)小学館

なるほど。そもそもは放射状に線を引いたものが後光に見えたことから「あみだ」くじと名付けられたことが分かりました。そんな由緒正しいものに今からデスワードをぶち込むことを考えると、罰当たりな気もしますが、構わずいきましょう。

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