ーー中略ーー
皆やってるという言葉にノセられたヤスコは、タカシの所持する証明写真機にて写真を撮影し、仕上がりをタカシと一緒に確認していました。そこでタカシが囁きます。
「うーん、結構いいけど、もうちょっとインパクトあった方がいいんじゃないかな? そうだ! 今からフゥォトショップゥ(流暢な発音で)を使っておれが加工してあげるよ!」
「えー、先輩そんなこといってぇ、家に連れ込んでえっちなことする気でしょう」
「そんなことないよ! フゥォトショップゥを使って加工するだけだよ! 先っち・・・じゃなくてすぐ終わるからお茶でも飲んでてよ!」
「ええー、じゃあちょっとだけお邪魔しようかなあ、でも、なんにもしないからねっ!」
こうして、無事にバカを自宅に連れ込んだバカですが、実は彼、持て余した暇と性欲で日々時代遅れのアイコラを作成しており、Photoshopは達人レベルに達していました。
しかし、ヤスコを待たせてしらけさせるわけにもいかない。ここは一撃で加工をし、さっさと愛を呟きたいところ。なので、瞬時にインパクトを出せる方法を選び、作業をはじめたのです。
と、びっくりするほど無理があるシチュエーションを設定しました。
日常的に使える初心者向けPhotoshop講座「Camera Rawフィルターを使って、証明写真にインパクトを出す」
さて、毎度前置きが長いものの、タカシの我慢の限界と同様、作業は一瞬で終わります。今回使用するのは「Camera Rawフィルター」です。
これ使います。
ヤスコの写真を開き、上部メニューバーよりCamera Rawフィルターを選択してください。すると、以下のような画面が開きます。
目明瞭度スライダを思いっきり右に
たくさんのスライダが存在し、面倒くさそうですが大丈夫です。タカシのように何も考えず、本能の赴くまま「明瞭度」のスライダを思いっきり右にスライドし、右下にあるOKボタンを押してください。
!?
はい、ヤスコに迫力出ました。
ぐっと写真が引き締まりましたね。正直ヤリ過ぎの状態ですが、タカシの精神状態を考えればやむ無しと言ったところでしょうか。