Twitterでとんでもない面白い下ネタなどを呟いている女の子とかいたりしますよね? 実際のところ中の人が女の子なのかは会ってみないとわかりません。ネカマだったなんて事もあるでしょう。しかしそういったアカウントの中の人がもしも! もしもですよ? 可愛い女の子だったとしたら・・・。そんなマンガみたいな展開って憧れませんか? 僕はそんな夢のようなシチュエーションにめっちゃ憧れます。
こんにちは、5歳(嫁公認アカウント)です。
さてさて皆さん【地球のお魚ぽんちゃん】という漫画家をご存知でしょうか? もし知らない方がいたとしたら今回のこの記事をきっかけに是非知って頂きたい。年間に1000冊以上読んでいる大のマンガ好きである僕が猛プッシュしている漫画家です。
地球のお魚ぽんちゃん(以後:ぽんちゃん)を軽く紹介します。
ぽんちゃんは『男子高校生とふれあう方法』というタイトルのマンガで昨年デビュー。
(すみません、ピンク表紙は僕のマンガです。緑の表紙がぽんちゃんの漫画です)
男子高校生にとにかく触れ合いたいたいと思っている【男子高校生女】(略してDKO)がありとあらゆる手段を使って男子高校生に近づこうとする内容です。そのふれあう方法がちょっと異常というか、とんでもない手段を使って近づこうとするんですが、単行本の帯にも書かれているんですが『男子高校生、逃げて!』と思わず声を出しそうになってしまいます。
こうやって文章で説明してもイマイチ伝わらないと思うのでちょっとだけマンガを見て頂きましょう。
初見の方は驚かれたかもしれません。大丈夫です、僕も初めて読んだ時は『見てはいけないモノ見てしまった』『これヤバいやつだ』『でも面白い!』という3つの感情が同時に押し寄せてきました。ほんとに色んな意味でヤバくて、そして面白いマンガです。
そしてぽんちゃんはマンガだけではなくTwitterもめちゃくちゃに面白いです。たぶん日本のツイッターの中で一番やばい下ネタを呟いています。しかもほぼ毎日です。ツイッター界で10万人以上フォロワーがいるアカウントであそこまでぶっ飛んだ下ネタをぶっこんでくる人はいないと思います。
童貞だから、服屋さんで試着した時にフェイスカバー出しすぎちゃって店員さんに「いっぱい出ちゃいました…」って言うのもレジでポイントカード出した時に「どのくらい溜まってますか…?」って言うのもメチャクチャ緊張する
— 地球のお魚ぽんちゃん@8/28単行本 (@bakanoakachan) 2018年3月13日
電車に乗ってると窓からラブホテルの見える場所があるんですけどね、今日隣に座った男子高校生もボーッとそのラブホテルを見てて、つまりは「男子高校生と一緒にラブホテルを視界に入れてる瞬間」があったって考えると、メッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッチ興奮する
— 地球のお魚ぽんちゃん@8/28単行本 (@bakanoakachan) 2017年11月4日
(※これらのツイートは序の口です)
そんなあらゆる意味で【ヤバい】漫画家ぽんちゃんにインタビューをしてきました。皆さんを人間の妄想力の向こう側へとご案内したいと思います。
ナビゲーターはツイッター界最強の恐妻家、5歳がつとめさせていただきます。最後までよろしくお願いします。
インタビュー当日
僕は恵比寿の焼肉屋の前でぽんちゃんと待ち合わせをしながら彼女のTwitterアカウントをチェックしていた。ちなみにぽんちゃんの前日のツイートはこらです。
出典:Twitter
間違いなく翌日にインタビューで会う僕に向けてのツイートだと思うんですが、それにしてもここまで予防線を張る必要ある?
さてさて実物はどのくらいお魚顔で、ジャージャービンクスで、ロナウジーニョ似の手榴弾みたいな顔の女性が来るんだろうな~などと思いながら、むしろワクワクしながらぽんちゃんの到着を待っていました。
そこにあらわれたひとりの女性・・・
「こんにちは~はじめまして地球のお魚ぽんちゃんです」
しばしの沈黙。。。。。。。。
『・・・・・・ぎょぎょぎょ!!!!』
僕の心の中のさかなくんが思わず叫びました。
そこに現れた女性はジャージャービンクスでも、ロナウジーニョでも、ましてや手榴弾でもありませんでした。清楚な感じのスラリとした佇まいの色白の美女でした。
『話が違うじゃないかああああああああ!!!!!!(いい意味で!)』
ちなみに僕はぽんちゃんの事前情報はなし。美人な方だから会いたいとか下心は一切ありませんでした。純粋な気持ちでツイッター界の一番やばくて面白い人と話がしたいとインタビューを申し込みました。で、自称手榴弾の女性が来ると思っていたらいきなり美女が現れたんです。そりゃ驚くでしょ!
何から聞いていいかわからず率直に思ったことを質問してみる。
僕「あの、ももクロの高城れにちゃんに似てるって言われませんか?」
ぽ「ありがとうございます。高校の時によく言われてました、似てるって」
僕「顔出しはされていないんですよね?」
ぽ「はい、してないですね」
僕「そのくらいお綺麗なら顔出しされてもいいような気もするんですけど・・・」
ぽ「今のところは全く考えてないですね。マンガもツイッターも出してるネタがネタですからね・・・もし身バレでもしたら本当にすべてが終わると思うんですよね」
僕「たしかに」
ぽ「だから今後も顔出しはしないとおもいます」
匿名だからこそぽんちゃんはツイッターであそこまでのパフォーマンス(下ネタ)が出来るのだと思います。ぽんちゃんの写真を皆さんにはお見せしたい気持ちはあるのですが、それと引き換えにひとりの女性の人生を終わらせる事はできません。
ぽんちゃんの顔はアイコンで隠しますが、読者の皆さんは高城れにちゃんに脳内変換して読んでください。ちなみに声は新垣結衣さんにめっちゃ似てます。(ちょっと最高すぎ!!!)
インタビュー開始
僕「今日はお忙しい中、わざわざ来ていただいてありがとうございました」
ぽ「いえいえ、わたしも5歳さんからインタビューの件でDMが来た時に超嬉しくって『行きます!』って即答しちゃいましたもん」
僕「いや、でも今、実際は本当に忙しいでしょ? 毎日どんなスケジュールなんですか?」
ぽ「ちょっと前までは会社勤めだったので、だいたい19時位まで働いて、退勤した後は家だと集中できないのでカフェとかで22時くらいまでネーム考えたり、マンガ描いてますね。休日もマンガ描いている事が多いですね。今は働き方を変えたので少し余裕ができました」
僕「ハードスケジュールだったんですね」
ぽ「連載があるので締め切りのプレッシャーは常にありますね、アシスタントさんとかいないから全部ひとりでやらなくちゃいけないので」
僕「兼業作家ってほんとに大変ですよね。仕事もちゃんとやって、マンガの連載も間に合わせて、疲れた時に気分転換とかはどうしているんですか?」
ぽ「気分転換方法か~、わたしの場合だいたいエロいことなんですよね~」
僕「エロいこと・・・」
ぽ「エロいことを考えていると、悲しい気持ちとか不安な気持ちとか思い浮かばなくなるんですよ。ほんとエロってすごくて例えばオバケとかはエロいのが苦手なんですって、だからオバケが出た時にエロいことを考えると向こうから逃げていくんですよ。人間のネガティブな気持ちはエロがすべてかき消してくれるんですよね。だからわたしは辛くなったりしたら『よっしゃ! 一回エロいことを考えよう! 』ってリセットをかけてます」
僕「エロいことを意識的に考えてるんだ」
ぽ「そうですね、あとおすすめなのがお昼寝ですね。お昼寝すると結構エロい夢が見れる確率が上がるんですよ、だから疲れた時は仕切り直しって事でとりあえずお昼寝してエロいことを注入しますね」
僕「手軽にできる気分転換方法だから良さそうですね」
ぽ「ちなみに二度寝もエロい夢を見られる確率が高いのでおすすめですね」
僕「淫夢博士かよ」
ぽ「いや、大学の時にすごいエロい夢を見たいと思っていた時期があって、その時に色々調調べまくって研究したんですよね、明晰夢っていうんですけど夢をコントロール出来るようになるんです、その明晰夢の研究をひとりでずっとしていました」
僕「いや、本物の淫夢博士じゃん!」
Twitterでも過激な下ネタツイートが多いぽんちゃんでしたが、ここまで【エロ】をストックに追及しているとは思いませんでした。彼女は決してお遊びでエロいことを考えているわけではないのです。
僕「あとこれは率直な質問で、多くのフォロワーも気になっている事だと思うんですが・・・リアルでも男子高校生は好きなんですか?」
ぽ「はい! 本気で男子高校生が大好きです!」
僕 (一点の曇りもない瞳だな・・・)
ぽ「『男子高校生とふれあう方法』に出てくるDKO(男子高校生おんなの略)がマンガの中でやっている事は、ほぼ私が『やってみたいな~』って思ってる願望なんですよね」
僕「じゃあDKOの事はぽんちゃんだと思って読めばいいんだ」
ぽ「はい、ほぼ完全に私です」
僕「毎日描いているマンガみたいな妄想しているんですか?」
ぽ「そうですね、だいたい一日の起きている時間の半分以上はエロい妄想や男子高校生のことを想像してますよ」
僕「活動時間の半分も!? さっきの気分転換の話とか明晰夢の話もそうだけど、寝ても覚めてもエロいこと考えてるって事だよね?」
ぽ「最近ではどんどん妄想がエスカレートしてきちゃって、エロいことを考える時間も長くなってきて、現実と妄想の境界線があやふやになってきちゃっているんですよね」
僕「やばいやつやん」
ぽ「ほんと妄想が止まらないんです」
僕「そうなると実生活に実害とか出てきているんじゃないですか?」
ぽ「妄想自体はすごく楽しいんです。でもこないだ妄想しててぼ~っとしてたら車に轢かれそうになりました」
僕 (妄想で死にかけた人はじめて見た・・・)
僕「ちなみにリアルでも男子高校生と付き合ってみたりしたいですか?」
ぽ「はい、それはもちろん可能なら付き合いたいです。でも・・・・・・法律的にダメじゃないですか? もし一線を越えてしまったら犯罪ですから捕まっちゃうし、だから願望としてはありますけど、大人としては法律は守りたいと思っています」
僕「そこは守るんだ、えらいですね」
ぽ「はい、そこらへんはちゃんとしたいんで」
僕「ちなみに今お付き合いしている方は?」
ぽ「今はいません。以前はいたんでけど、付き合っているうちに『やっぱり男子高校生がいいな~』って思うようになっちゃって、結局別れました」
僕「まじかよ・・・」
ぽ「だからといってリアル男子高校生と付き合えるわけでもないし、でも男子高校生以外と付き合うのもなんか違うなって思うし、ほんといま前にも後ろにも進めない状態で『わたしこれからどうしたらいいんだろう』って毎晩泣いてますよ、ほんとに」
僕「毎晩泣いてるんだ、でもツライよね『こんなに好きなのになんで一緒になれないんだろう!』ってなるよね。ぽんちゃんがなんか可哀そうになってきちゃたよ。これからぽんちゃんが幸せになれる良い方法ってないんですかね」
ぽ「そう! だからわたし理想の出会い方について考えたんですよ! 全部妄想ですけど!」
僕「楽しそうなので是非聞かせてください」
ぽ「まずなんですけど私のことを大好きで献身的な男子高校生と出会います」
僕「最初から飛ばすね、オッケーそこはいいでしょう」
ぽ「で、私は戸惑いながらも、その私のことが大好きな男子高校生に押し切られる形で交際がスタートします」
僕「楽しくなってきましたねぇ」
ぽ「私はいろいろと葛藤しながらも男子高校生との時間を楽しむんです。そしてなんやかんやでいよいよ男子高校生と一線を越えてしまうんです。『ついにやっちゃった!!! 』と罪悪感にすごく苦しむ私。そのタイミングで男子高校生がこう言うんです。「大丈夫、実は俺、20歳だから」って。私は『はあ~よかったあ~犯罪は犯してなかった~』って安心する。これが一番ベストな出会いだなって」
僕「ちなみにネタばらしのあとふたりはどうなるの?」
ぽ「もちろん別れますよ!『嘘ついていたんだね!』って。だって本当は男子高校生じゃなかったってことですよね?」
僕「いきなり冷たいね。じゃあネタばらしをしなければいんじゃないの?」
ぽ「そんなのわたし罪悪感で生きていけないですよ」
僕「あっちが立てばこっちが立たず」
ぽ「そうなんです、どっちも立たないんです、泣きたいです」
僕「じゃあせめてもって事で僕が天才詐欺師を見つけてきてぽんちゃんの所にさりげなく送りこむから楽しみにしててね」
ぽ「あっでもわたしすごく疑り深い人間だからわかっちゃうと思うんですよね、こいつ怪しいなって」
僕「そこは積極的に騙されていこうよ!」
僕「ここまでのお話しでぽんちゃんの事が少しづつわかってきました。むしろツイッターでイメージしていたぽんちゃんそのままでした。やっぱりツイッターって心を映す鏡だね。さてさてじゃあここらへんでマンガの話を聞かせてもらいますね。ぽんちゃんのマンガで僕がめっちゃ好きな所があるんですけどみてもらえますか?」
(四コマ漫画「報道」を見て)
僕「これをはじめて読んだ時はバットで後頭部殴られたかと思いました」
ぽ「嬉しいです! これわたしもお気に入りなんです!」
僕「よくこんな事を思いつくのか脳味噌の構造が知りたいです。次にこれ」
僕「DKOが宇宙人の男子高校生とふれあうシーンです。こんな事、想像でもいままで考えたついた人はいないと思う」
ぽ「わたし宇宙が大好きなんですよね、だからこれからも宇宙ネタはドンドン書きたいんです。でも・・・こういうネタをネームで出すとボツになるんですよね」
僕「え!? なんでめちゃくちゃ面白いのに! 宇宙ネタ!」
ぽ「わたしもそう思うんですけど担当者に「ぽんちゃんは宇宙ネタ好きで面白いと思ってるかもしれないけど、このネタはたとえて言うなら、教室にいきなり変人が入って来て奇声を上げているのと一緒ですからね」って言われたんですよ」
僕「めっちゃ的確な例え方するな・・・でもその状況、僕ならめっちゃ笑うと思うけど・・・」
ぽ「はい、わたしも変人が教室で奇声あげてるのすごく面白いと思っちゃうタイプなんで、だからこないだもボツにされた時に担当者と大ゲンカしましたよ。信頼関係があるからこそですが。これがいいのに! これが面白いのに! って」
僕「でも難しいよね、好きなもの、描きたいものを描いて、そしてそれを売っていく事って。僕はぽんちゃんのマンガを最高に面白いと思って読んでるけど、時々『これ僕は大好きだけど、みんなわかってる? ちゃんと面白さ理解できてる? 僕はわかってるけど、引いてない?』って不安になるときある」
ぽ「たしかにわたしは売れ線のものは描けないと思ってるんですよね。だから5歳さんが読んでる時に感じた『自分はわかるけど、他の人は大丈夫なのかな?』って思う気持ちの人がちょっとづつ増えていけばいいなって思ってます。そうすれば結局は読者も増えていくのかなって思います」
僕「たくさんの読者が不安になりながらも【ヤバい面白さ】にハマっていると思います。ちなみに今後の目標とかってありますか?」
ぽ「プロになることです。プロといってもさまざまな定義がありますが、私は何があっても描き続けることが、プロだと思っています。雑誌での連載をさせてもらって、今まで曖昧だった自分の立ち位置を、『漫画家』としてきちんと名乗ることも増えました。それと同時に、描き続けることの大変さも知ったんですよね。少なくともプロの漫画家は、今も描き続けていますし、続けるための努力を惜しまないと思います。なので今の目標はとにかくマンガを描き続けていくことですね」
僕「何があっても描き続ける・・・。いい目標ですね」
ぽ「はい、私も漫画家として活動しはじめてもう一年ちょっとが経ちます。ようやく読者への伝え方とかテクニック、手法、そのための描き方がだいぶわかってきました。いまマンガを描くのがすごく楽しんです」
僕「DKOと男子高校生とふれあう方法が【もっと】楽しみになりました。あと宇宙ネタ! 待ってますんで! あと読み手が不安になる系の面白いマンガも!」
ぽ「宇宙ネタは担当者にボツにされてもずっと描き続けますので! そしてこれからも教室にいきなり乱入して奇声を上げ続けるので楽しみにしていてください!」
僕「じゃあ最後にこれを読んでいるファンの方に一言お願いします」
ぽ「見た目がどう見ても男子高校生なのに二十歳以上のイケメンの天才詐欺師の方、私はいつでも待ってます! はやくわたしを騙しにきてください! あ〜でも男子高校生じゃなきゃヤダ!」
僕「どっちだよ!まあいいや、みんな! 僕からもよろしくお願いします! 今日はありがとうございました!」
ぽ「ありがとうございました」