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エコ先進国ドイツのかわいいエコバッグたち

宮沢香奈 宮沢香奈


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ドイツといえばエコ先進国である。その象徴とされるのが、スーパーマーケットやドラッグストアなどで買い物をしてもショッピングバッグに入れてくれないことである。ショッピングバッグの用意がないわけではなく、全て有料となっているのだ。

最近は日本でも大手スーパーのSEIYUなどが実践しており、袋は必要ないと告げるとポイントとして加算されるなど様々な取り組みが行われている。ドイツではそれが徹底されており、みんな袋を持参するのが日常となっている。レジ周りには各ショップのオリジナルバッグが、ビニール、紙袋、シーチング地で作られたトートバッグが用意されている。

特にトートバッグは持ちやすく、長持ちするため、人気がある。プロダクトデザインが有名でもあるドイツならではのオシャレなデザインも多く、買い物時だけでなくデイリー使いしている人も多く見られる。

そんなドイツの街で見かける人気トートバッグをいくつか紹介したい。

大手スーパー代表KAISER'S

主要な駅の近くには必ずと言って良いほどあるのが大手スーパーのKAISER’S
安さを売りにしたディスカウントスーパーとは違い、若干高めの値段設定になっているが、商品陳列がキレイで、清掃も行き届いてる。
KAISER’Sのエコバッグはマチなしのシンプルな生成りのトートバッグに、店の看板と同じロゴデザインとマークが大きく入ったものや動物のイラストが使われたものなどキャッチーなデザインが人気。1ユーロ〜1.5ユーロで購入出来るトートバッグが、日本のネットショッピングで高額で売られており、とても驚いたが、日本では手に入らない上に普段でも持ち歩きたくなるデザインのかわいさには納得出来る。これ以外にも多きめのビニールタイプがあり、レジ脇にはオリジナルキーホルダーまで売られている。
オリジナル商品こそないが、キレイな店作りとグッズにこだわっているドイツのスーパー代表なので、KAISER’Sのトートバッグを持っていたらドイツ通に見られるかも!?

(*店舗、時期によっては売っていない場合があります。)


http://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/05/g023.jpg

色違いで何枚も欲しくなる!ドラッグストアdmのトート

ドイツには大手ドラッグストアチェーンが2つある。1つがROSSMANN、もう1つがdmである。
どちらも品揃えも値段も似ているのだが、オリジナル商品が大きく違い、ROSSMANN派とdm派に分かれている。

ROSSMANNはレジ脇に無料でもらえる小さなビニール袋が用意されており、小さなものであれば
それに入れることが可能である。その他の袋はスーパー同様に有料となっている。

dmは無料でもらえる袋はないが、オリジナルショッピングバッグが何種類もあり、選択に迷ってしまうほどである。
特に人気なのが、持ち手が長く、斜め掛け出来るタイプ。通常の長さの持ち手も付いており、2way使用出来るのがとても便利である。

もう1つは、オーガニックコットンを使用した無地のパステルカラーに持ち手にメッセージが書かれたもの。こちらは何色もバリエーションがあり、思わず全色揃えたくなるかわいさ。

過去には、ベルリンのシンボルであるテレビ塔のイラストがプリントされた限定トートなど、商品同様にオリジナルグッズへのこだわりが強い。

ちなみに、筆者はROSMANN派だったが、近所にdmが出来てからはすっかりdm派となった。
シャンプーやコスメなどオリジナル商品のデザインがとてもスタイリッシュで気に入っており、ポイントカードまで作り、日々通っている。

(*店舗、時期によっては売っていない場合があります。)

BIOスーパー代表!! BIO COMPANYのナチュナルトート

エコ先進国であって、BIO先進国でもあるドイツを代表するBIO COMPANY
売られているのはもちろんのことながらBIO商品のみ。

若干高いが、通常のスーパーには売っていないここでしか手に入らないものも多く、ファンが多い。特にベジタリアン、ヴィーガンの人たちが愛用しているスーパーとして一番メジャー。

BIO COMPANYのトートバッグは、紙袋と同じデザインになっており、生成りのオーガニックコットンに有機食材をイメージさせる草木のイラストと同系グリーンのロゴが入ったナチュナルなデザイン。
これ以外にも無地タイプがある。紙袋は小さいサイズから大きいサイズまで用意されており、ビニール袋の取扱いはない。

日本ではまだまだそれほど浸透しておらず、高級イメージが強いが、ドイツでは道を歩けばBIO COMPANYや他のBIO専門スーパーに当たるほど国民に密着している。
洗練された店内とパッケージがオシャレな商品を見るだけでも楽しいスーパーなので、ドイツへ訪れた時は是非とも足を運んで欲しい。

(*店舗、時期によっては売っていない場合があります。)

その他のトートバッグ

上で紹介した以外にも様々なオリジナルトートバッグが存在する。

左は、一般的なスーパーマーケットREWEのもの。赤いロゴのみのシンプルなデザインが良い。

右は、BIO専門のスーパーマーケットのLPGのもの。こちらは会員になると商品全品20%引きで購入可能。
ベルリン市内での店舗数は数が少なく、トートバッグも街で見かけることは少ない。

個人的な趣味になってしまうが、やはりBIOスーパーのセンスは秀逸である。
スーパーやドラッグストア以外でもブックストアやレコードショップなどでもオリジナルトートバッグを展開しており、値段は高くなるが、コレクションしたくなるハイセンスなものが多い。

ドイツへ来た時のおみやげとしてもとても重宝するので、友人にはいつもおすすめしている。
エコへの試みを楽しめる形で浸透させているドイツがますます好きになった筆者である。

街角のクリエイティブ ロゴ


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