EUの本部があり、イギリス・フランス・ドイツという強国から丁度良い位置にあるベルギーの首都ブリュッセル。観光名所の世界3大がっかりと言われる「小便小僧」を失笑しながらカメラに収め、世界遺産のグランプラス広場でボーっとしたら、、、、、思い当たる観光スポットが無い。しかし、ご安心。ブリュッセルは「美食の街」。たっぷりと美味しい食事を満喫しましょう!!!
スターター&ドリンク
ムール・フリット
まずは定番の「ムール・フリット」。
ムール貝とフリット(フライドポテト)のセット。ムール貝は白ワイン蒸しが一般的だが、ベルギー特産のビール蒸しやガーリック蒸しなど種類は豊富。ムール貝の貝殻でつまむのが「通」の食べ方だとか。1人じゃ食べきれない量の鍋がドンと来ますので、テーブルの真ん中において2種類位を皆で分け合って食べるのがGood!!
そして、フリット。ブリュッセルを歩いてるとポテトの人形が置いてある店がかなり多いのだが、共通して濃いキャラである。ベルギーでは主食として食べられているフリット。日本と比べて特に変わりませんが、マヨネーズで食べます!
因みに「フライドポテト」は和製英語。アメリカではフレンチフライ、イギリスではチップス、フランスではフリット。フリット博物館というのもブリュッセルにあるのでポテト好きは要チェック!
ドリンクは、やっぱり「ビール」!!!
とりあえずベルギーのビールは選択肢が多い。10種類以上のビールがあって、食事や気分に合わせます。色も度数も様々。そして面白いのがビールの種類によってグラスが違うのです! ジョッキもあれば、ワイングラスのようなものもある。ビールの種類によって一番美味しく飲めるようグラスを変えるコダワリなのです。
メインコースは、ちょっと変わったお肉を。
ウサギのビール煮込み
ベルギーでは、牛・豚・鶏の肉料理も良く食べますが、せっかくなので普段食べない肉料理に挑戦してみては?
まずはウサギ肉。干しプラムと一緒にビールで煮込むのが伝統料理。ウサギの形は残っていませんが、頻繁に突き刺さる骨に「あー、小動物って食べにくいなぁ」と可愛いウサギが思い浮かびます。肉自体はちょっと臭みもありますが、プラムの甘酸っぱさが臭みを誤魔化してくれます。
次はウマ肉。さすがにちょっと変わった肉を食べるのも辛くなってきましたが、馬なら大丈夫だろうと馬肉ステーキを注文。(馬肉と言えば、2013年にイギリスで牛肉に馬肉が混入していたという問題が発覚して大騒ぎになりました。何故なら、イギリスは「馬は大事な友達」。馬肉はタブーなのです。なのに、知らないうちに牛肉に混入し友達の肉を食べてしまっていたのです。)ステーキをレアで注文すると、かなりのウェルダーンで提供されました。こういう注文間違いが多発するのが海外。そして間違っても認めないのがヨーロッパ。馬肉ステーキ、馬肉のせいなのか焼き方のせいなのか、硬い、硬い、硬い。ナイフで最大限薄くカットしても噛み切るのが大変。頬の筋肉をかなり鍛える結果となりました。
カエルの唐揚げ
続いて、カエルの肉。東南アジアでも食べられたりするカエル。イギリスはフランス人がカエルを食べるので「Froggy」と呼んで馬鹿にしますが、カエルはちょっとした高級食材。今回は唐揚げを注文。食べる部分は足の部分、ちょっと痩せたカエルでしたが鶏肉と似た味でジューシーです。
最後は、もう疲れたのでスターターでエスカルゴ。昔、フランスではカタツムリを食べると聞いて気持ち悪いと驚いたが、食べて見ると美味しい!! 見た目も貝料理のようでカタツムリを食べている気はしません。オリーブオイルとの愛称が抜群です! ただ普段食べなれていないので殻から身を取り出すのがちょっと面倒臭かった。(※エスカルゴは、食用に養殖されたカタツムリです。野生のカタツムリは毒や寄生虫を持っていますので食べてはいけません。)
ベルギーのデザートと言えばコレ!!!
ブリュッセル・スタイル
忘れてはいけないのが、「ワッフル」!!
ベルギーでは、街を歩けば売店やスタンドで簡単に買う事が出来ます。ただ、ちょっとゆっくりワッフルを楽しむならカフェやレストランがお勧め。ちょっと大き目のワッフルの上にアイスクリームや生クリーム、ホットチョコレートを掛ける。ナイフとフォークで手も汚れず優雅な気分で食べれます。
カカオの含有料が高いのがベルギーチョコの特徴!
お土産には、「チョコレート」。
グランプラス広場の近くには、高級チョコレートのお店がずらり。見ているだけでも楽しくなるので、お土産を探しながらしばしチョコレート店巡りをするのも楽しい。日本だとベルギーチョコといえば「GODIVA」が有名ですが、ベルギーで買えば高級ブランドチョコもちょっぴり割安で買えるのでお土産にピッタリ!!!
という事で「美食の街」ブリュッセルへ美味しい思い出を作りに行ってみては如何でしょうか。