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ドイツ・ベルリンの住宅事情を解明してみる!

宮沢香奈 宮沢香奈


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開放的!! 人気のアルトバウ物件は、お屋敷をリノベーションしたフラットシェアタイプ


https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2014/12/1.110.jpg第二次世界大戦前に建てられた100年以上前の建物をアルトバウと言い、アパートメントやホテル、美術館などに改装されて、現代に残されている。アルト(alt)は英語のoldと同じ意味である。

特徴としては、ファサードに豪華な彫刻が施され、3メートル以上はある室内の天井にも凝った作りの装飾が施されている。もともと大家族向けに建てられた広い間取りのお屋敷を階別に独立させ、内装や設備を現代人向けにリノベーションしたものである。とにかく広く、一人暮らし用の部屋でも、キッチン、リビング、寝室、バス&トイレといった1LDKの間取りが基本的で、40平米はある。

それ以上広いタイプは、ファミリーかカップル、WG(Wohngemeinschaft)と呼ばれるフラットシェアとして利用され、移民の多いベルリンではとても人気がある。筆者のアパートメントもアルトバウのWGであるが、ヒンターハウスと言って、道路沿いの門から中庭を抜けた奥にあるアパートメントで、静かで緑に囲まれているところが気に入っている。

小ネタ

ヨーロッパでは、0階が日本で言う1階となる。アルトバウの場合、当然のことながら、構造上4階(日本でいう5階)以上であってもエレベーターが付いていないのが基本である。そのため、他国からの移住者は家具付き物件を探すこととなり、人気のアルトバウで家具付きとなるとそう簡単には見つからない。

万が一、物件が見つかっても、下見を兼ねたフラットメイト面接を行うところも多く、移住前に見つけることはかなり難しい。まずは、ショートタームでゲストハウスに滞在し、その間に探すことをおすすめする。


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