3つ目の袋：南京袋
一般的に南京袋と言いますと、穀物などを入れておくのに使う、麻糸で粗く織った大きい袋のこと。
運動会の競技でミノムシのように袋に入ってピョンピョン飛ぶ、あの袋です。
ですが、ここで私が言いたい南京袋とは、それのことではなく、「南京虫避け用ビニール袋」のことです。
旅中に泊まる安宿にはダニや南京虫が潜んでいることも多々あります。
一度刺されるとこれがかなり厄介で、眠れない痒さは2週間から数か月も続き、ひどい場合は死に至るケースだってあるんです。
実際私もパリで南京虫に刺され、ベルギーの病院に運ばれ、長期の痒みと闘った経験があります。
もう2度とそんな思いはしたくないので、特に南京虫率の高いと言われるエチオピアに行く時はかなり警戒していました。
そこで用意したのが、「南京虫よけ用に色々考えた結果用意した全身包み込めるビニール袋」、略して「南京袋」なのです。
私は100円ショップで買った銀色の自転車カバーを用意しました。
ちょうど全身が入るサイズのこのカバー。
なかなかサイバーな感じです。SF気取りな感じもします。嫌いじゃありません。ただし、すっげー暑いです。
サウナ状態で朝になると内側に結露がすごいです。
ダイエット効果もあるんじゃないでしょうか。
もちろん南京虫やダニに襲われることもなく本来の目的もバッチリです。
自転車カバーだけでなくバイクカバーでも代用できますので、お好きな方をぜひ旅のお供にひとつ。
By 旅人マリーシャ
