世界一周中の旅人マリーシャです。世界一周のような長旅に出ると、たいていの旅人は色々な事件に巻き込まれます。特に中南米やアフリカ圏では、スリ・強盗などの事件は日常茶飯事。もちろん私もしっかり洗礼を受けましたし、旅友もしっかりやられました。
そんな色々な事件の中から、今回はスリ・強盗系を怖かった度合いでランキング形式に紹介したいと思います。あくまでも旅中に実際あった「ちょっと」怖い話ですが、私にとってはどれもこれも大きな事件でした。実際に起こった出来事を発表しているにすぎないので、お国批判ではないということをご理解下さい。
「訪問する際には十分に気を付けてね！」っちゅー注意喚起を込めて。では、レツゴ。
3位 アディスアベバ（エチオピア）
どうしてこうバスターミナルというのは、治安最悪なのであろうか。陸路で巡る旅人たちが必ず使わなければいけない交通手段「バス」。そんなバスターミナルには、世界各国から集まったカモたちをターゲットに、良からぬ人たちがたむろしている。
そんなことは旅人だって既に承知済み。もちろんこちらもピリピリと神経を張り巡らしている。と、そこにやってきたのは子供の物売り。ちょうど生意気そうな小学生くらいの男の子2人だ。歩いている私の前に立ちはだかり、商品なのかなんなのか分からない雑誌のようなものを広げて
「マネー！ マネー！」
とお決まりのセリフを連呼する。もちろん無視。あるいは力強く「NO!」と振り切る。そんな時、少年の小さい方が私の左腕をグワシと掴んだ。
