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旅で本当にあったちょっと怖い話【スリ・強盗事件ランキングベスト3】

旅人マリーシャ 旅人マリーシャ


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「おいおい、やめないか!」

腕を掴まれた一瞬、恐怖と怒りが同時に込みあげたけれど、相手は自分より小さい子供。殴りかかるわけにもいかないし、そんなことしたって逆に私が負けるかもしれない。手を振り払おうとするにも力は五分五分で、数秒だけどそのやりとりは続いた。なんとか腕をふりほどき、早足で宿に戻った時に、体の右側に持っていた貴重品を入れたショルダーのチャックが開いていた事に気づく。

「ああ、やられてますね。感触全然なかったです。プロっすね」

そのテクニックは子供とはいえ見事です。一人に左腕を掴まれている隙に、もう一人の少年に右側の荷物をすられていた模様。ショルダーの中にはカメラが入っていたので血の気がサーっと引いたけれど、中を覗くとカメラがあるではありませんか。これは不幸中の幸い。少年がショルダーから奪ったものは、旅の日記帳とミニライト、両方100均で購入したものだった。日記帳が札束に見えたのかミニライトがハイテク機器に見えたのかは分からないが、被害総額200円に安堵の溜息。

2位 リオデジャネイロ(ブラジル)

実を言うと、体感的には全然怖くなく「超余裕じゃん」と舐めまくりで始まったブラジルの旅。思えば南米最初の地でした。

リオのカーニバル中ということで、むしろ警察なども多く、意外にも安心? 水着にデニムの短パン、ポッケに小銭とコンデジカメラを入れてほぼ裸同然のような恰好で深夜から街へ繰り出す私。朝までカイピリーニャ(ブラジルのカクテル)でベロベロに酔っぱらい、毎日ハングオ-バーという状態が一週間続いた。

ブラジルでは鉄板!? レディーキラーカクテル、カイピリーニャとは?

しかし、安全だったのは私がたまたま運が良かっただけ。同時期にブラジルにいた旅人たちは、各地で次々と被害に遭遇しておりました。

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