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アラサー一人旅。海外で出会ったへんなもの、へんなひとたち

羽深祥子 羽深祥子


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イギリス編

イギリス・ロンドンについてバスの中からワクワクしながら街を見ていた。紅茶を飲んでスコーンを食べてさぞかし優雅に暮らしているのだろう、と好イメージを膨らませていたのは束の間。普通の青年がポテチの袋をバリバリと開け、平らげた後に空袋をポイッとそのへんに捨てたのである。ごく当たり前のように。町中が公園のような美しい景色に、ゆらめくゴミ。たぶんこの国やばい・・・と感じた瞬間だった。

お店の人の対応がマイペース

ホテルの下のレストランに入った。しかし頼んだものがなかなか来ない。ウエイターを呼んで聞くと「それって俺に頼んだのか? え? 違うって? じゃあ知らないな」と言って立ち去っていった。こちらでは店員がたいていのことを「知らない」で通せるのだ。ドラッグストアでも一緒だ。「歯磨き粉ってどこに置いてあるんですか?」「さあ、知らない」。商品の場所すら知らなくてもOK! なんたる楽なバイトか。

アパレルショップでは、買った服をすぐ着るためタグを切ってほしいとレジ係に頼んだらガチギレ。「あたしが切るわけ!? これを? 引きちぎればいいんじゃない!?」「すいません、ハサミで切ってください・・・」「ええ! まじで!?」と押し問答したのち、結局ハサミをズイっと渡され自害しろと言わんばかりに「あなたが切って」と。自分が納得のいかないオーダーには、意地でも言うことを聞いてくれませんでした。つくづく日本っていい国だなあ〜。

しかし、これらはネットで調べたとおり。すべて想定内。おお、これぞイギリス! という余裕をかませるくらいでいないと怒りで憤死するので、心を最大限に広く持つべし。

細かいワザができないらしい

日本では、たとえばレジで600円の商品を購入する時、1100円を出して500円玉のお釣りをもらうことがある。コンビニやスーパーのレジ係の人も、1100円の意図を心得ている。が、ロンドンの高級デパートのハロッズに入って同じことをした時、「お嬢さん、お金が多いですよ」と小銭を返し、あたかもこちらが計算できない人のようにフフっと苦笑。計算できない方は、お・ま・え、じゃ!

のちにイギリスに詳しい人に聞くと、彼らは小銭使いが上手じゃないらしい。無駄に重くて分厚いコインだから、使う気もなければ持ち歩きたくもないのかも?
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基本的にマイペースを貫く人々。サービス業においては、日本の常識を持ったまま現地入りするとイライラが募る。イギリスの常識をよく理解してから乗り込んだ方が旅行も楽しめるだろう。

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