友人やご家族、または同僚から海外旅行のお土産をもらったこと、一度はありますよね。今回は、みうらじゅん氏のいやげ物をオマージュした、『貰ったら複雑な気持ちになる海外土産』をお届けしてまいりたいと思います。いやげ物をさらにソフトにして、もっとありがちな土産物にフォーカスしてみました。今からご紹介する海外土産を誰かに押し付けた経験のある方は、ぜひ今後の土産選びに活かしてください。
1. 海外版ご当地Tシャツ・キーホルダー
ここでいうTシャツというのは、オシャレな感じでさりげなく地名が入っているものではありません。往来で着るのがためらわれるTシャツのことです。「アイ ラブ 〇〇」や歴史的建造物や遺跡などががっつり主張しており、どの服と組み合わせても決して調和が取れないようなTシャツのことを指します。むだにパステルカラーとか。無駄にカラフルとか。無駄に書体がダサいとか。無駄に虹色とか。
考えてみてください。日本に限らず世界各国、土産物屋さんには必ず『Tシャツ・キーホルダー』が並んでいます。つまり、あなたの頭の中で、『土産物=Tシャツ・キーホルダー』という公式が成り立つまさに同じタイミングで、すでに同じ店にいる客の7〜8割方は同じ思考になっているはずです。
ということは、あなたのご友人・同僚の家には、そういったTシャツや使いどころの分からないご当地キーホルダーが、最低10個程度は保管されているという計算になります。