7. チップの払いが悪い、もしくは良すぎる
アメリカでは飲食代の15%~20%のチップを支払うことが当たり前。義務と言っても良いでしょう。感覚的には、可もなく不可もなくなら15%、サービスに大満足なら20%、不満があっても10%は支払うといったところです。一銭も払わないことはあり得ません。なぜなら、飲食業界で働く人たちのお給料はチップの分を入れて計算されているからです。
もちろん、地域によって事情は異なります。特にヨーロッパではチップを払いすぎてトラブルを招いてしまうことも多いそうで、渡航先のチップ事情を調べていくことが肝心です。
8. 団体でゾロゾロ行動し、迷惑をかける
パリからモン・サン・ミッシェルへのツアーバス旅行に参加したことがあります。その道中、小さなサービスエリアでトイレ休憩をとったのですが、30人近い日本人がずらりとトイレに並ぶ異様な光景に、地元の人が驚いていました。さらには日本人の私自身も驚いてしまったのですが、なかなか短くならない女子トイレへの行列に郷を煮やし、空いている男子トイレに入ってしまう女性たちがいたのです。地元の男性は仰天し、イラッともしたことでしょう。
このように、団体で行動するが故にマナー違反を犯してしまうことがあります。トイレ占領、トイレ侵入。また美術館で見どころの絵画をふさいだり、静かなレストランで大声で喋ったり。集団のツアーは海外では珍しく、とても目につきます。日本の感覚を持ち込んでしまいやすくもなるため、大集団で行動する時はより意識を高めておきたいところです。