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ベルリンのクリエイターが働くクリエイティブなオフィス3選

宮沢香奈 宮沢香奈


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bnana.jp

築100年以上の建造物があちこちに残されているベルリン。ファザードや天井には豪華な彫刻が施され、天井は高く開放的、どっしり構えた階段、大きな窓から日差しが差し込む明るい室内、ゴージャスなシャンデリア、高級なアンティーク家具、暖炉など、まるで中世にタイムスリップしたかのようだ。

誰しも一度は憧れる“お城”に実際に住むことが出来るのも物価の安いベルリンならでは。現代人の暮らしに合わせてリノベーションされ、賃貸マンションや賃貸オフィスとなって活用されている。

東京では考えられない広さと安さに感嘆の息が漏れるが、クリエイターやアーティストのオフィスは、もっと自由で、前衛的であり退廃的である。

常識とは何か? 本当の意味でのクールさとは? そんなことを考えさせられるベルリンならではのオフィスを3つ紹介したい。


https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/02/eyeem02.jpg

1つ目は、ベルリン発のカメラアプリEyeEmのクロイツベルクオフィス。
ここを含め、スタジオを合わせた3ヶ所にオフィスを構えており、スタッフは60名。EyeEmはスタイリッシュでアーティスティックな写真加工が出来ることで、ファッショニスタやアーティストからも支持されているオシャレなアプリ。欧州だけでなく、欧米諸国での人気も高く、2013年のIosランキングでは、Instagramを抜いているほどだ。

筆者が出会ったのは、昨年に東京で開催されたベルリンの壁崩壊25周年を記念したイベントAFTER25で、EyeEmはそのスポンサー企業の1つだった。

こういったイベントへのスポンサードから、ユーザーを対象としたアワード、世界各国のギャラリーでのPOP-UP、有名な写真家をフックアップしたプロジェクトなど、様々な活動を行っている。さらには、オフィシャルMarketにて、EyeEmアプリでシェアした写真を雑誌やウェブメディアなどへ販売可能なライセンスサービスを開始するなど常に先を行く。

オフィスはビルのワンフロアー全て。全面窓ガラスで覆われ、開放的で明るく、スタンディングであれば1,000人ぐらいは入ってしまうクラブのメインフロアーの様な広々したスペースに多数のスタッフデスクとMacintoshが並ぶ。実際、オープニングレセプションの時にはまだデスクが入ってない状態でDJブースにバーを設置し、スタンディング形式でパーティーが行われた。働く環境というのはとても大切である。

こういった開放的な環境から最先端で斬新なアイデアというのが生まれてくるのだなあと、ちょっとしたベルリンドリームを体感させてもらい、貧しいながらも前衛的であり続けるこの街で自分も何かを見いだしたいと思った。

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  • https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/02/eyeem03-350x250.jpg

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