台湾を訪れる目的の一つは、市場や屋台などでのB級グルメ食べ歩き、という方は多いのではないでしょうか。道の両側にありとあらゆるジャンルの屋台がところ狭しと並び、ジュウジュウ肉を焼く音や香り、麺を茹でる鍋の湯気、活気あふれる声が飛び交い、そんな空間で地元の人に混じって食事をするのは最高に楽しいですよね。
屋台で定番的に人気があるのは、ルーロー飯などのご飯ものやパーコー麺や麺線などの麺類、あとカキ氷やタロ芋を使ったスイーツなど・・・ですが、せっかくなので普段日本であまり食べる機会がないものも試したいところです。
そこでオススメなのが、さまざまな豚料理。「豚は鳴き声以外は食べ尽くす」とも言われているくらいで、肉、内蔵はもちろん皮、血、目玉まで美味しくいただく文化がここにはあります。
誰もが食べやすい、豚メニュー3選
というわけで、あまりグロテスクではなく間違いなく美味しい、台湾屋台の豚メニューを簡単にご紹介しようと思います。メニューなどが特にないお店も多いので、食べたいものを指差して量は身振り手振りで。ちなみに表記ですが豚は「猪」、「黒猪」は黒豚です。
1. 皮の煮物
写真の奥側にある一見コンニャクのようなものは豚の皮です。非常に丁寧に下処理がされていて脂も抜かれているため、全くくさみも脂っぽさもなくプルプル。ピリ辛の味付けでビールが進むこと間違いなし。
2. 内蔵入りスープ
「湯」と書いてあるメニューはスープですが、それに「大腸」とか「心」とか「肝」とかついていればホルモンが入っています。こちらも丁寧な下処理によりくさみゼロ。部位によって歯応えが異なり楽しい食べ心地です。スープは薄味で生姜やにんにくなどの薬味がたっぷりなことも多く、いかにもカラダに良さそう。冬にも良いですね。
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