サドゥとは、修行僧のこと。同じような服をまとっていても修行僧の本当のサドゥもいれば、物乞いの偽者サドゥもいます。基本、本物の修行をしている人は「ルピープリーズ!」と言ってきません。お祈りへの参加を商売として勧めてはきません。
インドのアシュラム(寺院)では時間がくると、定期的にマントラといってお経のようなものを歌ってお祈りする儀式があります。4つあるヨガの道の1つでもあるバクティヨガでは、キルタンと言って歌を歌うことが自体がバクティだという話もあります。1人で町を散歩していたら、音楽が聞こえたりするんです。
まずは見学
普段はTattvva Yogashalaというヨガスタシャラですが、この日は何かの集いがあったようで偉そうな年配のサドゥーの人がマイクで歌ったりお話をしていました。座って聴いても大丈夫なので、こんな瞬間に出くわしたらぜひ仲間入りしてみましょう♪ 「誰だこいつ?」にようにジロジロ見られますが、基本気にしないで大丈夫。入ったらいけない時は教えてくれるので、何も言われない時はグイグイ参加しましょう。
一緒に歌ってみましょう
近くに寄って行って、一緒に座って歌う事もOK! キルタンを歌い、バクティの心を持ち、感謝・奉仕の気持ちがあり、神に歌を捧げている・・・愛情溢れる人達でウェルカムな人達なので(たぶん)、真似して歌うとサドゥ達も喜んでくれます。時にはガンジス河のふもとで数人が集まって歌っていたりもします。
仲間入りしてみよう!
歩いてると、小屋から楽しそうな音と歌が聴こえてくる・・・。何度も何度も気になって行き来して覗いていると、ババジーが手招きをしてくれたので中に入ってみることに♪ 中に入ると楽器を差し出されました。色んな楽器を私も鳴らして、一緒にサドゥババジー達と歌いました。1時間くらいババジー達と音楽を楽しんで、お別れをしました。
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ラムジューラ橋のほとり音楽隊の集う小屋 -
目の前に出せれる楽器
ちなみに、音楽隊はこんな感じで怪しい。撮影確認して撮らせてもらいました。インドタブレットの為、画質が悪くて恐縮です)。
Reference:YouTube
友達を音楽隊の仲間入りさせちゃいましょう♪
ババジー達に友達を会わせたくてリシケシュへ。友達も楽器をそれぞれ鳴らして、ババジーの歌が終わると今度は私達が歌う。心なしかババジー(白い服のおじい)も友達が来て嬉しそうに歌っていました。次から次へとババジー達が入れ替わり、徐々に歌のウマイ人が来ます。
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この左の赤・オレンジの人がたぶん1番目の偉い人
オーラが違っていて、誰もが歌い手を譲っていて、声も歌い方も素晴らしく・・・。一緒に歌っていると、涙が自然にこぼれてきました。そして涙を流しながら歌ってる私を見て、何も言葉は発さず優しい眼差しをくれる。本当に大きな大きな愛で包んでくれるかのようでした。
Reference:YouTube
マイクを向けられ誘導あいさつをしよう!
そして、最後は儀式のようなものがあります。
ガンガンガンガンガン!!
ドンドンドンドンドン!!
カンカンカンカン!!!!
と、いろんな鐘のようなものが鳴らされお祈りのようにお辞儀します。この時、身体中の血がぐるぐる回るような、何か魂を揺すられてるような不思議な感覚がありました。
「生と死」を連想させるような時間帯。その後、主のような人が来て、神様たちに水のようなモノを撒いたりお祓いのようなことをします。そして代表の人が「ジャイホー」と言うと、みんなが続いて「ジャイホー」と言います。最後帰る前には、お祓いの甘い水とお菓子みたいなものを配ってくれます(無料です)。
日々参加をしているうちに、このリーダー的なババジーや、マイクで「ジャイホー」を言うババジーとも顔見知りになり、最後の日はマイクを向けられるほどに。私もみんなより先に「ジャイホォォォ~~~~~~」と雄叫びしたのでありました。
まとめ
インドを旅しているとアシュラムやヨガシャラで音楽を奏でて歌っている人達がいます。割と日本人が入っても大丈夫なんで、ぜひ参加してみましょう。分からなくても、どこに靴を置くのか、どこを回ってどこで聞いていればいいのか、誰かが教えてくれます。もしくは誰かの真似をして、何気なく座っていても大丈夫! せっかくインドへ行ったのなら、ぜひ現地の文化に触れて楽しみたいものですね♪
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