• MV_1120x330
  • MV_1120x330

今年も梅雨がやってきた! 嫌われ者の雨の楽しみ方

オルカ オルカ


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ろうそくの灯りだけでご飯を食べる

ちょっと・・・いや結構意味が分からないと思うので説明させてください。
これは雨の日というか台風の日の話になるのですが、冒頭で記した通り、私は小笠原諸の出身ということで小さい頃から台風の猛威を何度も経験してきました。人生で幾度も、渦中の人になってきたというわけです。

台風が来るときはいつも、家じゅうの雨戸を厳重に閉めて、停電になった時に備え冷蔵庫の中の腐りやすいものをひと通り食べて、なくしておきました。特に牛乳なんかは絶対に空にしていましたね。

食事は、ガスコンロで温めるだけで食べられるように、お鍋いっぱいのカレーを作っておきます。そうして実際に停電になった夜には、雨風をBGMに食卓の上のろうそくの灯りや、懐中電灯を頼りにそのカレーを食べていたのです。子供心には、この非日常感がたまらなくワクワクするものだったんです。

https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5574.jpg

けれども、台風が去った後に外に出てみるとあらゆる木がなぎ倒されていたり、建物が損壊している様子を目にすることも多かったので、台風自体を楽しい思い出とは感じません。人並み以上に台風が危ないということは知っていますし、「台風よ来てくれ」とも思いません。だから、あくまでもあのワクワクの部分だけを切り取って、普通の雨の日に楽しめたらいいなという提案です。

再現方法はいたって簡単。雨戸まで閉めるのは大変なので、家の全ての電気を消してカーテンを閉めれば十分でしょう。雨が降り続けているなら夜が1番雰囲気が出るかもしれません。そして食卓に置いたろうそくに火を灯したら、雨音に耳を澄ませて、なるべく平凡で長持ちしそうなものを食べてみてください。海鮮丼とかはダメですよ。

おそらく非日常なシチュエーションで普通の食事をする異様さに、雨の音が不気味に心を掻き立てるかと思います。

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP