店内に響き渡る独特なアクセントの「いらっしゃい⤴︎ませ⤵︎」
言葉のはじめは勢いがあるのに語尾は落ち着かせるという、あの独特的すぎる「いらっしゃいませ」のアクセントがウザい。オシャレ店員は、「いらっしゃい⤴︎ませ⤵︎」の発音方法に命でもかけているのだろうか。独自の調査結果では、アクセントの強弱が強ければ強いほどその店員の悦に入っている指数が高い。
店中のいたるところで店員が発する「いらっしゃい⤴︎ませ⤵︎」というおもてなしの言葉を聞くたびに、鳥肌が立ち、不快に感じている。あの独特な「いらっしゃい⤴︎ませ⤵︎」のおかげで、一時期本当にノイローゼっぽくなり、洋服屋に近づかないようになった事もある。
見ているだけなのに「ご試着もできますので」
ただ単に洋服の値段を見るためにタグを探しているだけなのに、奴らはひっそりとわたしたちの背後に忍び寄ってくる。そこで、「タグはどこだ？ この洋服は一体いくらなんだ？」とモソモソしていると、あの一言が斜め後方から飛んでくる。
店員
ご試着もできますので、いつでもお声掛けください。
うぉおおおおおおおお！！！！ この服いくらなのか値札を探していただけだよ！ と心の中で突っ込むが、すでに相手のテリトリーに入っている私は「ハハッ、分かりました」と苦笑いでやり過ごすしかない。客が店員に気を使わなくてはいけないという、謎な逆転現象が巻き起こる。
