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絶対踏むな! ワーキングマザーの地雷集

羽深祥子 羽深祥子


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ついに始まりました、新年度。新しい生活がスタートする人も多いこの時期、慣れない環境や人間関係で気を遣いながらも、それに気が付かないほどドタバタと毎日が過ぎていくかと思います。特に大きな変化のない私も、なんだか周りの慌ただしい渦に巻き込まれて息切れを起こしそうな予感満載。マンガン電池並みの頼りないパワーしかないので、できるだけマイペースを保ちたいところです。LED電球並みの持久力を備えるのが目下の課題。

さて、私がワーキングマザーデビューをしたのも5年前のこの時期でした。毎日子どもと同じ生活リズムで暮らしていたのに、いきなりの社会復帰。ただただ不安にかられる毎日でした。その不安とは、他ならぬ育児・家事と仕事の両立。子どもを保育所に預け、仕事場へ向かい、終わると同時に小走りでお迎えに行き、食事作りと子どものお風呂、寝かしつけ(寝落ちなければその後に家事)といったルーティーンかつ全力疾走の毎日で、とにかく走り続けるしかありませんでした。もう、初心者マークのドライバーがいきなり首都高に迷い込んだかのよう。減速したり停車するととんでもない渋滞を巻き起こします。

そこで登場して欲しいのが、『夫』。できるなら家事分担が理想だけど、なかなか早く帰れない夫たちは何をすれば良いのか? アワアワしながら首都高を爆走する妻に対してできることとは? 家庭不和を生まない為に必要なあれこれを挙げていきたいと思います。

それは言っちゃダメ!編

目が回るほど大忙しの時でも穏やかに平静を保てる妻はそうそういません。そんな素質の女性がいたら山を売ってでも全力で手に入れましょう。ということで、ほとんどのワーキングマザーは疲れています。ちょっとしたひと言で優しい妻が猛獣と化すかもしれません。

「まあまあ、そんなにイライラしないで・・・」

イライラして当たり前の状況の時、このフレーズを言われると“否定されている”と感じます。明らかに妻がイライラしている時は、あえて違う話を振りましょう。どっぷり落ち込んでいる人に「まあ、落ち込まないで」と言って相手は蘇ってくれるでしょうか? おそらく「なんか気休め言ってるな」くらいにしか受け取られず、落ち込みから這い上がることはできません。

地雷回避例

「(子どもが)保育園で楽しんでいるようでよかったね〜」
「あいつ最近絵が上手くなったな〜」
etc..

なんだかんだ言って子どもが元気に成長するのが、両親共々の一番の願いです。特に、保育園に預けることに後ろめたさを感じやすいとき。ここはひとつ、「預けることで子どもも成長するんだよ」というポジティブ感を醸成してみましょう。妻はどこかホッとするはずです。

「(家事など)手伝おうか?」

これは有名なNGフレーズですね。手伝うだと? なに2番手のつもりでいるわけ? あなたも主役だと思ってもらわないと困るわよ! という感じで怒りは募るばかりです。

地雷回避例

「次は俺がやるからね」
「次はお風呂だね。俺が(子どもを)入れるよ」

家事は自分がやるべきことでもあるというアピールをしておきましょう。そして1日の工程を把握しているのはかなりの高得点。食事が終わったら次はお風呂だね! と先回りする勢いではりきって言う。妻の安心感は家庭不和回避に効果的です。

「俺の飯は? まだ?」

これも殿堂入りNGフレーズです。妻の虫の居所が悪かった場合、派手に爆破するでしょう。噛み付かれても文句は言えません。「あんたは考える頭もあって、手も足も持っているくせに、まだ私に仕事を課すつもりか!」と、全国のワーママを代表して言いたいと思います。

地雷回避例

「今日は外で食べてくる〜」
「一緒にご飯作ろ〜」
etc..

外食してくるのは家計の心配もあるけれど、内心一番ありがたいもの。牛丼チェーンなどで済ませてくれたら言うことありません。子どもと自分の食事だけだったらちょっと手抜きできるわ〜と棚ボタ的幸福感に浸れます。そして家にいるのであれば、夫が作るか一緒に作るっていうのも夫婦間コミュニケーションとして良いかもしれません。個人的には「一緒に作ろ〜」に萌えます。

それはやっちゃダメ!編

良かれと思ってやった行動が思わぬ地雷だった・・・というパターンは往々にしてあります。くれぐれも相手の立場を考えずに自己判断するのはやめましょう。妻が1日どんなサイクルで動いているのか、ここ数ヶ月どんな状態で稼働しているのか、よく観察することが肝となります。

飲みに出かける

家事も終わったし、子どもも眠ったし、今日はもうやることないから飲みに行くぐらい許されるよね? いいえ、甘いです。一人だけ自由を謳歌するなんて甘いです。母は年中無休、自由時間は夜に自宅で何かをするくらいです。それでも大半はネットで子ども用品や食材の買い物をしたり、保育園からの手紙や翌日の準備に追われることがほとんど。

もし飲みに行きたいのであれば、先に妻へ自由時間を与えてからが無難。休日は妻を好きなように放流させてあげましょう。それか、せめて行く前に申告すること。勝手に「飲みにいってくるわ」と言ってしまった日には、妻の心で無意識に恨めしい気持ちが芽生えます。

ネットやゲームにはまる

このご時世なので多少は仕方ありませんが、家族で出かけているのに電車内やレストランでスマホいじりをするのはご法度。子連れで外出する時の母は、たいてい子どもから意識が離れません。そんな時に夫が一人でスマホをやっていたら・・・。そうです。「あんた何しに来たんだよ?」と戦闘モードに切り替わります。どうしてもチェックしたいことがあればトイレに行った時にでもお願いします。

脱いだ靴下を置きっ放しにする

これ、ついやりがちじゃないですか? 多くの家庭から「なぜ夫は脱いだ靴下を置きっ放しにするのか?」問題が聞こえてきます。帰宅すると靴下を脱ぎたくなるのは分かりますが、そのまま置き去りにしてどこかへ行ってしまうその行動。地味に地雷です。子どものおもちゃが転がっているのとはワケが違います。もうその靴下を見るだけで「片付けといてね〜」という声が聞こえてくるんですよね。

「自分で出したものは自分で片付けるの!」という子どもに言い聞かせることと全く同様のフレーズを大人に言わなきゃいけない妻の心理状態をどうかお察しください。夫が靴下を洗濯カゴに持っていくだけでコトは済むんですから。

まとめ

共働きとは、家事育児も共にすること。家庭は安心できる場所であると同時に、最低限やっておくべきことがあります。地雷はなるべく踏む前に回収して置くこと。妻に気を遣え! ということではなく、寝食共にする相手のことをお互い思いやるのが家庭円満の秘訣なのでは? と美しくまとめてみましたが、いかがでしょうか。

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