できますは禁句、できませんも禁句
できもしないことを「できます!」と元気よく言ってしまってはいけない。なぜならば、できますと言ったことができなかった場合、どえらいことになるからである。
「できます」と言って履行できなかった場合、「できるって言ったじゃねえかよ」「できるっていうのは嘘だったのかよ」「じゃあなんでできるって言ったんだよ」「やる気あんのかよ」と詰められてしまう。新入社員の頃は、思わず「すみません!」と謝罪してしまうことだろう。これが火に油を注ぐ。「すみませんじゃねえんだよ、できるって言ったよな?」以下ループである。
かたや「できません」も禁句である。「なんでできねぇんだよ」と言われるだけだからだ。そこで「じゃあできます!」と返すのはもっと禁句である。「できねぇって言ったじゃねえかよ」「できねぇっていうのは嘘だったのかよ」「じゃあなんでできねぇって言ったんだよ」「やる気あんのかよ」と詰められてしまう。そして以下ループである。
どう答えても最終的には詰められるからくりになっている。無事に「できた」としても、相手は「できていない箇所」を探して詰めてくる。こういう輩は本当に多い。結果に関わらず、優位に立ちたい、とりあえず何か文句言いたいだけマンなのである。
だから、できますは禁句であり、できませんも禁句なのだ。では、どうすればよいのか? それは俺も知りたい。