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トランプもヒトラーも。コミュニケーションの基本は共感であるということ

沢葦夫 沢葦夫


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受け入れられない場合は、はっきり言うべき

友人関係や仕事で、相手から嫌がらせを受けた経験は誰にでもあるだろう。その多くが原因を考えてもはっきりしない。自分だけに言葉の当たりが強い、ジョークを笑ってくれない、遊びに誘ってもらえない、企画書に赤字が入る割合が高い、みんな同じ営業成績なのに自分だけ会議でやり玉に挙げられる・・・。これらの多くは、あなたのことを単に相手が嫌っているからにすぎない。あるいは「メンバーから外れてほしい」などという場合。原因を考えても心労するだけ無駄なことがほとんどで、そしておそらく、あなたに落ち度はない。

本人はその思いを口に出せないだけなのだ。あるいは直接言うことが悪であると思っている。なので言いがかりに近い言葉などをぶつけて、その意思を遠まわしに伝えようとする。しかしこれはかえって相手を傷つけることになるので、なるべくしないほうがいいのである。

すべての人間と共感することなど絶対にできない。それならば共感できないことを、必要に応じて冷静に伝えるべきだと思う。あるいは改善してもらいたいところを、明確に話すべきだ。友達どうしなら距離をおけば済むが、職場や家族間ではそれもむずかしい。やはりちゃんと話し合って、改善してもらいたいところを伝え合うしかないだろう。

そしてそのとき、自分の意見を主張する前に相手に共感してみることだ。相手のいいところを見つけ、ほめてみる。するとその後の交渉が意外とスムースに運ぶこともあるから不思議なのである。

まずはあなたのまわりにいる問題児(大人も)をほめて、相手の話に共感してみよう。その後、あなたがどう出るかは、あなた次第なのである。

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