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トランプもヒトラーも。コミュニケーションの基本は共感であるということ

沢葦夫 沢葦夫


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世界中で誰も知っている、あの歴史上の人も

相手に共感し、その弁舌を巧みに使って相手の強い共感をも勝ち取り、その国のトップにまで上り詰めた人がいる。彼は世界の頂点に立とうと目論んだが、失敗に終わった。その人の名はアドルフ・ヒトラー。

ヒトラーが最初に自分の弁の立つことに気づいたのは、酒場だったと言われている。仲間に政治や社会、経済についての持論を熱く語っていると、いつのまにか周囲に人が集まりはじめた。みんなが彼の話に相づちを打った。彼は後に、演説会を開くときは夕方から夜の時間を重視するようになった。聴衆は、一日の労働に疲れ、あるいは酒に酔い、情緒的にコントロールしやすくなっていたからだ。当時は不況のただ中。人々の不満は爆発寸前にまで高まっていた。そんな背景もあり、ヒトラーの掲げる理想的な国家、世界一の民族になろうという呼びかけが、彼らの心に強く響いたわけだ。もちろんその後は元首として強権を発動し、人々を縛り上げた。カルト教団などが使うマインドコントロールの手法に近いと言えるだろう。

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