情報の入手先をインターネットから図書館へ
インターネットの情報をいくら当たっても、仕事に役立つ回答がみつからないこともある。企画が進まず困ったという経験者もいるだろう。そんなとき、デスクから離れて公共の図書館に出かけてみるのはどうだろう。思った以上に情報が入手できたりする。尚且つ本はその目次が整理されているので、構成を企画書などの手本にすることもできる。もちろん参考文献のページから検索対象を広げれば、さらに情報に深みも出る。
そして、じつは図書館のおかげで雑誌の利用価値が高まっている。書店雑誌のみならず、図書館にある業界専門の雑誌や新聞まであたると、相当に深い知見が得られる。中でも企業のキーマンに対するインタビュー記事では、われわれが聞こうにも聞けないこと、その会社がホームページなどで公表していない本音に近い部分にまで触れることができる。図書館もコンピューター化が進んでいるので、膨大な雑誌のバックナンバーも目次レベルでの検索も可能だ。この検索機能の向上が、より雑誌記事の利用価値を高めていると言えるだろう。毎号買って重要な箇所をスクラップしないでも、ある程度は後から収集できるようになったのはありがたい。