• MV_1120x330
  • MV_1120x330

3度も経験した私が語る腸内視鏡検査(大腸ファイバー)

沢葦夫 沢葦夫


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最初にご注意として申し上げておくが、タイトルの通りどうしてもおシモの話が含まれてしまうので、食事中あるいは食前、またはちょっと食べすぎたり飲みすぎたりしている人は読まないほうがいい。

内視鏡とは、ファイバースコープのカメラで身体の内部を診査するときに使う機材だ。開腹せずにこれだけで手術をすることもできる。内視鏡というと胃カメラを思い出す人が多いだろうが、私が受けたのは「胃」ではなく「腸」のもの。

若くて大病がなければ「腸内視鏡検査」はあまり経験しないはず。しかし私は、人生で三度も体験してしまったのだ。

30年ほど前の話

とにかく下痢がとまらなかった。初めの頃は飲みすぎたとき。会社のグチが楽しくて同僚や気の合う先輩と毎晩のように飲んだ。そんな次の日は激しく下ることが多くなり、少しセーブするようになった。しかし、週末まで断酒しても収まらなくなった。

そのうち下痢特有の痛みが抜けなくなった。一週間に一度程度だった下痢が三日に一度になり、一日置きになり、毎朝になった。止瀉薬(下痢止め)を飲んでも、出ないのに痛みだけがひかないのでよけいに苦しい。微熱まで出てきて、内科医でもらった風邪薬を飲み続けても一向に症状は改善されなくなった。こうなると、「なにか大きな病気にかかっているのではないか」と恐ろしくなってくる。

そしてついに胃腸科に向かい、腸の内視鏡検査となったわけだ。

カメラを肛門から入れて胃袋の手前まで進み、そこから逆戻りしながら写真を撮っていく。何かが入っていたらカメラが前に進めないため、腸を空っぽにしておかなければならない。前日から食事制限となり、朝から下剤を飲んで全部出す。

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP