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年末ジャンボが当たったら? 有意義な使い道を考察してみる

加藤広大 加藤広大


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「朝のはよからぁ〜、100円持ってぇ、買いに行くのさぁ、1,000万ん〜」

と歌ったのは憂歌団の『当たれ!宝くじ』ですが、今年も年末ジャンボの季節がやってまいりました。

2016年の販売期間は12月23日(金)までとなっており、当せん金額は1,000万どころか、1等なんと700,000,000円。いちじゅうひゃく・・・7億円です。

さて、宝くじの類といえば、「当たったらどうする/何買う」という、もしも話がつきものですよね。むしろ、宝くじは結果を見るまでの楽しみを買っているとも考えられます。

そんなわけで、本コラムでは1等7億円に当選したケースを想定し、あれこれ使い方を考えてみました。途中、空想と現実の区別がつかなくなり「俺は金を持ってる!」と思い込んでしまい、Amazonで散財してしまうなどのアクシデントもありましたが、その結果、私が導き出した最適解は以下の2つとなりました。

1. ロイヤルホストのメニューをすべて注文する

年末ジャンボで7億円が当たった場合、誰しも真っ先に考えつくのは、「ロイヤルホストのメニューをすべて注文する」ことではないでしょうか。異論はあるかと思いますが、ここではぐっと飲み込んでそういうことにしておいてください。

ちなみに、近所にロイホが無い方は、幼少期に親に連れられて行った「特別な日にだけ連れて行ってもらったレストラン」または「ヴィエネッタ食い放題」などで代入していただくのがよろしいかと思います。

話を戻しまして、「Royal Host」は「Royal(世界に羽ばたく/王者の風格)」「Host(ホスピタリティ/おもてなし)」という2つの意味からネーミングされています。つまり、ロイヤルホストはまさに7億円を手に入れた強運の王者に相応しい場所であり、約束されたホスピタリティが当選者を待っているのです。

しかし、いくら王者の風格と言っても、ロイヤルホストの目標・理念はあくまで「地域に愛されるレストラン」であり、いくら金を持っていようが、客の扱いは平等です。これこそ余裕ある王者の風格。宝くじに当選しても、心はでかくありたいものですね。

さて、子どもの頃、お腹いっぱい食べたかったロイホ、本当はステーキが食べたかったけど、親に遠慮してカレーを注文したロイホ、デザートは食わせてもらえなかったロイホ、それでも美味しかったロイホ。そう、私たちは少年時代、他のファミレスとは一線を画す、ホスピタリティーレストラン、ロイヤルホスト(またはそれに準じるレストラン)に憧れながらも抑圧され続けて大人になったのです。

食べたいものを我慢した思い出を、二度と戻れない少年時代の欲求の欠片を、大人になった今、宝くじ当選によって解き放つ。言い換えれば子どもの頃の夢を叶える。こんな素晴らしいことがあるでしょうか? 贅沢なことがあるでしょうか? 20分ほど考えてみましたが、まったく思いつきません。

なお、ロイヤルホストでは2月下旬まで「あったか幸せ 冬の洋食・御膳を囲む『美味しさ満喫 冬のご馳走 蟹とステーキ』」という、もう何がなんだか良くわからないほどトゥーマッチなタイトルのフェアーを打ち出しており、非常に豪奢な気分に浸りながら、飲食を楽しむことができます。

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