2. 外タレを呼んで己のためだけにフェスを開催する
腹一杯になったところで、他の使いみちも考えてみましょう。なんせまだロイヤルホストしか行ってませんから、ほぼまるまる7億残っている計算です。
年末ジャンボの当選金は、要するにあぶく銭ですから、自身の享楽に使ってしまうのがいちばんなのではないでしょうか。7億円なんてパーッと使ってしまって日常に戻る。考えてみればこんなに有意義な使い方もないかもしれません。
しかも、その使い方が、世界で自分しか体験したことのない、特別なイベントだったら、尚更ですよね。そのためには、自費で外タレを呼ぶのがよろしいかと思います。
憧れのミュージシャンに自分のためだけにライブをやってもらい、アンコールでは自分もステージに上り往年の名曲を一緒に熱唱、ライブ後にはサイン会、なんと打ち上げまでのフルセットは、音楽好きならば一度は憧れるシチュエーションではないでしょうか。
しかし、外タレって、いくらくらいで呼べるのでしょうか？ ちょうど良い資料がありました。海外のブッキング・エージェント「Degy Entertainment」が公開しているミュージシャンのギャラリストを参考にしてみましょう。
要交渉とのことですが妄想・お遊びですので、リストにある主演者を見繕って額面どおりで話を進めます。ボブ・ディラン（15〜30万ドル）、ブルース・スプリングスティーン（100万ドル〜）、ジェームス・テイラー（100万ドル〜）･･･7億あればとりあえずギャラは軽々と払えそうです。
呼び屋やら何やらの細かいところは抜きにして、単純に渡航費、宿代や外タレ特有のワガママで2億使うと仮定し、残りの金額で妄想フェスを組んでみます。ちなみに会場は幡ヶ谷ヘヴィーシックでやりますので、場所代は端数でなんとかなるでしょう。
まず、ヘッドライナーを決めましょう。色々考えられますが、やはりボブ・ディランがベストだと感じます。ノーベル賞を受賞したことでギャラが上昇していないとも限りませんが、ぜひとも出演して欲しいところではあります。ギャラは15〜30万ドルとのことなので、ここでは30万ドルにしておきましょう。
お次は現代の世界三大ギタリストのひとり、ジョン・メイヤー。ギャラは50万ドルオーバーなので少し色をつけて60万ドルにしておきましょう。そして、意外と高くて驚いた、女性ながらスライド・ギターを弾かせたら天下一品のボニー・レイット、ギャラは10万ドル〜15万ドルとのことなので、15万ドル計算で。
