みかんの皮は捨てるな! ミカンエキスを絞り出せ!
冬によく食べる果物といえば、みかん。寒くなってきたこの時期、そこかしこにみかんを目にする。わたしが学生の頃は、女友達がカバンからみかんを取り出してひとりむさぼり食っている姿を見る度に「日本人はどんだけみかん好きなんだ・・・」と驚愕していた。ともかく、冬はたくさんの人がみかんを食らっていることには間違いない。実家から大量のみかんが段ボールに詰められて送られてきたりしないだろうか。正月に地元に帰省する人は、実家のこたつに入ってお笑い番組を観ながらみかんを食べたりするのではないだろうか。
そんな、もはや国民的果物であるみかんであるが、実は掃除のときに大活躍する。正確にはみかんの“皮”がである。みかんの皮には、リモネン、ペクチン、クエン酸などの油汚れを落とすのには効果的な成分が入っている。例えば、ガス台まわりの油汚れなど、みかんの皮で拭き取ればベタベタだった油汚れも綺麗さっぱり落ちるではないか。
さらに、心なしかみかんの香りがほのかに漂い、見た目だけではなく、空間まで清掃された感が・・・。みかんのエキス成分は油汚れ以外にも使えるので、お湯でみかんの皮を煮込んで、冷ました後にスプレー容器に入れれば、特製みかん洗剤が出来上がる。畳の黄ばみを落としたり、フローリングのつや出し、浴槽の湯垢落としにも効果を発揮するので、ぜひお試しあれ。