「サービス残業」という言葉もあまり聞かなくなりました。超過勤務の常態化の表れかもしれません。自分の身は自分で守る意識が大切です。そこでまず労働時間の増加で発生するリスクについて考えてみましょう。
- 健康を損なう
- 転職をして別の職場環境で働く
- 退職しなければならなくなる
「①~③」は、どれも心身へのダメージが懸念されることがわかります。その範囲も、寝不足からくる風邪、ストレスと関係が深い生活習慣病や精神疾患の発症まで幅広い。最悪は健康を損なっての休職や退職、それを避けるための転職や退職など、厳しいものが予測できます。
1. 転ばぬ先の医療保険
「充分な睡眠、バランスのいい食事、ストレス発散、適度な運動・・・」とはよく耳にしますが、健康で留意するべきことが実はもう一つあります。それは医療保険への加入です。
- 医療保険は、病気やケガで一定の手術や一定期間の入院などの費用を保障
- 加入時は健康状態を告知する義務がある
「②」のとおり医療保険への加入は健康体が条件です。最近は一定の病気や精神疾患でも引き受ける医療保険もあります。しかし商品も限定され月々の保険料は割高になります。つまり“忙しい人ほど早めに医療保険には加入しておく”のが自分を守る第一歩なのです。
そして親族の方にがんの既往歴のある方がいましたら、遺伝要素のあるこの疾病に保障の厚い「がん保険」に別途加入するか特約を付与するなどが検討できます。