デザインに関連した単語・用語・言葉の類を分かりやすく説明するべく、ちょっとした辞書のような体裁を用いて一覧にしてみようというこの企画。前回は「か行」でした。今までの一覧はこちら。
【使えそうで使えない】デザイナー用語辞典「あ」行
【使えそうで使えない】デザイナー用語辞典「か」行
そんなわけで、今回も前口上はそこそこに、使えそうで使えないデザイナー用語辞典「さ」行をお送りいたします。
【使えそうで使えない】デザイナー用語辞典「さ」行
最近忙しいですか
「忙しくても忙しくなくても今からお前に急な仕事を頼む」という意味で使われる挨拶的な言葉
サイケデリック(psychedelic)
クライアントがエクセルやパワーポイントで作成してくる極彩色を散りばめた目が回るほどクレイジーなデザインラフのこと
再校(second proof)
校正8大地獄のひとつ。いたずらに地雷案件を安請け合いした者がこの地獄に堕ち、決裁者ではない担当者も、懺悔しなければ必ずこの地獄に堕ちると説かれている。この中の衆人たちは互いに
彩度(colorfulness)
色の鮮やかさの具合。相手がこの言葉を発した場合、まず最初に疑うべきは「それは明度じゃないのか」である
錯視(optical illusion)
グーグルカレンダーで締切日を見間違えること。多くの場合気付いたときには締切が過ぎている
サブリミナル効果(subliminal effect)
陰謀論者向けに用意された「ウォーリーを探せ」
サムネイル(thumbnail)
クライアントが送ってくる素材のなかで一番大きな画像のこと
三原色(three primary colors)
これを説明するのは非常にややこしく抽象的になるので詳述は避けるが、「原色系で」と言う人は信じてはいけないというのはひとつの真理である
三校(third proof)
校正8大地獄のひとつ。いたずらに地雷案件を安請け合いしたうえ、事前に修正回数を指定しなかった者がこの地獄に堕ちると説かれている。再校地獄の下に位置し、決裁者はデザイナーを捕らえて多くの非常に曖昧な修正を指示する。この苦しみは先の再校地獄の苦しみよりも10倍であり、かつ長期間に渡る。これまた校了(人間界の時間に換算すると13兆3225億年後)まで続けることとなる
サンセリフ(Sans-serif)
グロテスク、リアリスト、ヒューマニスト、ジオメトリックなどに分類されるセリフの無い書体の総称であるが、多くの場合気に入られるのはいろんな意味でグロテスクな書体であるし、いろんな意味でセリフが無い割にはいろいろと言いたい人がいるものである