その後、何度も何度も修正して納期もかなりずれこんだけれども、何とか入稿して納品が終わって、A君は「やっと終わった」とほっとして最後に請求書を出したんです。
1週間後、彼の元に届いたメールにはこう書かれていたそうです。
Aさま
当初、￥30,000でお話し、口頭で双方了承の事実だったと思いますが、デザイン面でのダメ出しが重なり、納期がかなりずれこんでしまいました。
当初、￥30,000でお話し、口頭で双方了承の事実だったと思いますが、デザイン面でのダメ出しが重なり、納期がかなりずれこんでしまいました。
ダメ出しの理由としましては、当方の一方的な理由では無く、明らかに私の頭の中のビジュアルとA君のグラフィックの具現化に相違があったからだと認識しています。
いずれにしても、パンフレットにて認知を得るための期間としては、約1ヶ月の損失となったのは事実です。
A君にはリアリティのない事かも知れませんが、この1ヶ月の損失は弊社営業にとって死活問題になる打撃なのです。
よって、その結果以下の金額をお支払いしますので、ご了承下さい。
株式会社◯◯パンフレット制作費 ¥15,000
どうぞ、ご理解の程よろしくお願いします。
それからまもなくして、その会社は潰れたそうですよ。
