国内外問わず、「みんな結構旅行に行ってるなー!」というのがここ数年の個人的な感想なのですが、さてみなさん、旅行ではたくさん写真を撮っていますよね? SNS上ではリア充アピールする旅行写真がたくさんの人の手によってアップされて続けています。何を隠そう私もその一人。そこは認めましょう。ですが、記憶に残る写真を撮れている人はどのくらいでしょうか?
旅行写真といえば、美しい風景や街並のものがダントツで多くなってしまうかと思います。たまに食事中のお料理を皿ごと顔に近づけ、満面のスマイルでパシャリなんてことも。後者はどうでも良いですが、風景写真は正直、自分で撮るよりも基本的にネットで検索したほうが間違くいいモノが出てきます。悲しいですがそういう時代です。
どうですか。ありがちな風景写真をたくさん撮ったところで、記録ばかり残して記憶に残らない写真では、撮りっぱなしでその後に楽しむ機会がありません。ならばもっと面白みのあるクリエイティビティ溢れる写真を撮ってみようではありませんか。
オーディエンスもろとも、撮る
基本的に、人間は他人と同じ目線に視点を合わせてしまいがちです。例えば旅行中、特に観光客の多いような土地ではなおさらその傾向は強くなります。同じ向きで同じモチーフを、同じ角度から一斉に撮影。なんて・・・っ! なんて面白みに欠けるのでしょう! ならば、大勢のその群がっている観光客もろともまとめて撮影してしまいましょう。ということです。するとどうでしょう、歴史的遺産なのか美しい風景なのか、ともかく対象物がなんであれ、人物を巻き込むことで観光地としての臨場感が増します。そして対象物がより一層引き立ちます。