『ブラック企業』とは具体的に何?
拘束時間? 仕事の量? 人間関係? 福利厚生?
「うちの会社ブラックだからさ」というようなことを言うこと自体が、ある種『ステータスっぽくなっている』のを見て、社会が風邪をこじらせてるなあ・・・と思わずにはいられません。それとも単純に、みんな「自分の方がきついんだぞアピール」をしたいだけなのか。
『ホワイトな企業』なんてものが存在するのか? ということ
『ブラック企業』の定義は定かではありませんが、給料が高ければ奴隷のように働いていてもブラックではない? でも給料が低ければ、定時きっかりに帰ることができてもホワイトではない、でしょう。
同じボリュームで同じ重圧がかかるような仕事を、自ら“率先して”こなす人と、受け身で“やらされている”と思う人。こうして挙げただけでも、『ブラック』という定義付けがよく分からなくなります。
私は制作会社での経験しかないのですが、『ブラック企業』としてイメージがつきやすいのは、仕事量の多さ → 残業→睡眠不足 → パフォーマンスの低下 → 体力・精神面の乱れ → 極め付けの低い給料、という感じでしょうか。
私も過去に過酷な環境で働いたことがあります。年に2度ほど振り返るのですが、まさに仕事と上司と時間に殺されていたので、正直記憶が曖昧、というかほとんど記憶がありません。こう書くときつかったアピールになってしまいますが、まあ、それもひとつあります。
ネガティブなことを言おうと思えばいくらでも言えます。が、一歩引いて見てみましょう。いわゆる『ブラック会社で働くことで得るメリット』も、またたくさんあると思うのです。