とまあ、足早に進みましたが、いかがでしたか？
理不尽で過酷なことばかりの巣窟のような環境で働いていると、前か後ろか上か下かも分からなくなり、まるで深海で生きているような気持ちになります。そんな中で、どうにかして水面へ上がって、呼吸をしようともがいて、もがいて、もがくわけです。劣悪な状況をなんとか打破しようと、アレコレ自分で可能性を探るわけです。
いろんな人と関わりながら常々思うのですが、あまりにもみんな簡単に「ブラック！ ブラック！」と言いすぎな気がします。そんな現状に違和感を覚えるのです。いま働いているその会社が本当に100%悪いところばかりなのか？ 一度ご自身に問いかけてみてください。
もしそれでも「いやいやいや、地球がひっくり返ったとしてもこりゃ“黒”だわ！！」という人でも、ギリギリの精神状態の中で培われた経験は、思いがけないところで役に立ったりしてしまいます。
念のため断っておきますが、生命線ギリギリの、過酷な労働を推奨しているわけではありません。“無意味で過酷な労働”というものが垂れ流しな現状に、一石を投じたいとも思うのです。
しかし、いつも仕事に忙殺、理不尽な要求ばかりでストレスだらけの職場･･･そんな環境にいる方も、もしかしたら考えやふるまいひとつで、物事は良い方向へと持っていけるのかもしれません。
そこに気付き行動できれば、それだけでその『ブラック企業』で働いたという経験が『価値』へと生まれ変わるのではないでしょうか。大きな財産です。
