• MV_1120x330
  • MV_1120x330

【街角のクラシック音楽】現役音大生が『マツコ&有吉の怒り新党』の音楽を解説

原田真帆 原田真帆


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新3大◯◯を導くのは永遠の名曲

続いて、番組後半の『新3大◯◯調査会』に移ります。
まずは『新3大◯◯』のイメージを決定付ける曲からご紹介しましょう。

Reference:YouTube

こちらはドイツの作曲家メンデルスゾーンの代表作、『ヴァイオリン協奏曲』より第1楽章冒頭から。ヴァイオリン曲としては、もっとも有名な曲のひとつです。それとも日本では『情熱大陸』の方が有名でしょうか・・・・・・。

この曲の特徴は、何と言っても最初の旋律。涼しげな音の割に、悲劇性を秘めて迫ってきます。これはメンデルスゾーンという作曲家が「悲劇のヒーロー」気取りなところがあったから、と言われています。

https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/01/new_mendelssohn-monument-1022483_1280.jpg
メンデルスゾーンの像

実際彼は早死にですし、ユダヤ人として差別を受けたこともあり、その点で彼が感じた悲哀は他者の想像では及びません。しかし、お金持ちの家に生まれ、幼少期から家族の反対なしに音楽に打ち込めたあたり、歴代の作曲家の中ではかなり恵まれた境遇の人です。

ちょっぴりこじつけのような『新3大◯◯』。語りが大袈裟な分、音楽も同じくらい「大袈裟」なテンションが必要です。

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP