検索語句としての「ヴ」と「ブ」
さて、最近物を調べる時はすっかりGoogle検索様のお世話になっている方も多いでしょう。どちらを使用してもよい「ヴ」と「ブ」ですが、例えば「デヴィッド・ボウイ」「デビッド・ボウイ」、「ルイ・ヴィトン」「ルイ・ビトン」どちらがより多く検索されているのでしょうか? 語句から検索頻度などを調べられる「Googleキーワードプランナー」を利用して調べてみました。
デヴィッド・ボウイ/月間平均検索ボリューム 9,900
デビッド・ボウイ/月間平均検索ボリューム 8,100
ルイ・ヴィトン/月間平均検索ボリューム 246,000
ルイ・ビトン/月間平均検索ボリューム 170
マイルス・デイヴィス/月間検索ボリューム 880
マイルス・デイビス/月間検索ボリューム 8,100
ヴァイオリン/月間平均検索ボリューム 9,900
バイオリン/月間平均検索ボリューム 22,200
それぞれかなり大きな開きがあります。ルイ・ヴィトンなどは特にそれが如実に現れています。もっとも「ルイ・ビトン」だと、なんだかパチ物のような気がしますが……
個人的に驚いたのはマイルス・デイヴィスで、「ブ」の方の検索ボリュームが10倍近く多くなっています、これは「おそらく検索する方の年齢が高く、キーボードで「ヴ」という表記が出せない、または「ヴ」と打つのが面倒くさいのでは?」と勘ぐってしまうほどの趣です。
ちなみに「ヴ」と「ブ」違いで検索しても、実際に表示される検索結果はほぼ同じで、どちらか分からない時は適当に打ち込んでも問題ないようですので(少なくとも、上述した語句は)ご安心ください。
結果として「ヴ」と「ブ」、V音をどちらで表記するかに関してはやはりどちらでもよく、浸透度によって表記を選択するのがよさそうです。