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(4)色々な人になりきって商品を使ってみる【連載】バカでも書ける広告コピー講座

西島知宏 西島知宏


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みなさんおはようございます。何と1ヶ月も空いてしまいました。申し訳ございません。長期休暇を取ってハワイに行っていた訳でも、盲腸で入院していた訳でもないんですが、少しバタバタしてしまい、こういう結果になってしまいました。土下座してお詫び申し上げます<(_"_)>

この連載は、若手のコピーライターのみなさんや、学生のみなさん、コピーライターに興味あるけど広告講座に通うほどのモチベーションはない、というみなさんに向けて、私が12年間のクリエイティブ人生で編み出した発想法をお届けする連載です。過去の記事は以下からどうぞ。

(1)ライバルを蹴落とす【連載】バカでも書ける広告コピー講座
(2)商品がある幸せを極限まで広げる【連載】バカでも書ける広告コピー講座
(3)商品がない不幸を極限まで悪化させる【連載】バカでも書ける広告コピー講座

そして、待ちに待った(?)第4回目は「色々な人になりきって商品を使ってみる」です。

これも凄く簡単な発想法です。コピーを書く(企画をする)ことに慣れていない人って、視点が自分だけの1人称から抜け出せない場合が多いんですね。しかし「自分以外の人がこの商品を使ったら何て言うだろう」とか「あの有名人がこのサービスを使ったらどうなるだろう」とか「自分のペットにこの商品を与えるとどういう反応をするんだろう」とか、他者視点を入れることによって驚くほど切り口が増えるんです。

例えば、低燃費の車にしても、主婦にとっては「家計を助けるもの」だったり、ハリウッドスターにとっては「自分をブランディングするもの」だったり、ヤンキーにとっては「地元の友達とお揃いのもの」だったり、商品自体は変わらないけど、持つ人、触れる人によってその商品、サービスは違う捉えられ方をする訳です。それを意図的にやってしまおうというのが、この発想法です。

コピーにしてみましょうか。低燃費の車です。

「母の誕生日に、父の車を買い替えた」
「デカプリオは会場に着く直前、リムジンから低燃費に乗り換えた」

前者は低燃費の車を主婦に渡した時のコピー、後者はハリウッドスター渡した時のコピーですよね。
同じ商品のコピーを書くにしても、バトンを渡す人によって切り口が大分変わってきます。

オリエンシートに、

訴求:低燃費
ターゲット:40代主婦

と書かれていても、エコ志向の自分の母ちゃんなのか、節約家のお隣のおばさんなのか、新しモノ好きの親戚のおばちゃんなのか。狭い範囲でも色々な人になりきったり、ヒアリングすることで切り口は沢山出てくるので安心して下さい。

わかりにくい方は、商品を実際誰かに手渡して反応を見る、というやり方でもいいと思います。同僚や友人、家族に商品を渡したら色々な反応が得られますよ。それをコピーにすればいいのです。

博報堂の吉岡虎太郎さんが書かれた朝日新聞の「このままじゃ、私、可愛いだけだ」も、確か吉岡さんの奥さんが仰っていた「このままじゃ、私、綺麗なだけの主婦だ」が元になっているとお聞きしましたし(大分前の対談でお聞きしたのでニュアンス間違っていたらすいません)

利助オフィスの手島裕司さんが書かれた東京ヘルスの「恋人は、しょせん素人です」も、手島さんのご友人が高級ソープへ行ったあと、愛妻との夜の営みに望んだ時「けっ、素人が!」と思ってしまったというのが元になっているとお聞きしました(手島さん、久しぶりに持ち出してすいません)

2つの例を読んでも他者視点で生まれるコピーがどれほど有益かわかりますよね。
商品を色んな人に渡してみて(想像してみて)どんどんコピーを量産しちゃって下さい。

さて、どうだったでしょうか、第4回。もう大分コピーが書けるようになったのではないでしょうか。街クリにはクリップ機能があり、お気に入りの記事を保存しておく事もできます(ヘッダのクリップマークです)ので是非保存して何度も読み返してみて下さいね。

そして、バカでも書ける広告コピー講座。来週以降は不定期で更新して行くことになりました。よりパワーアップした内容で1つ1つを濃密にしていきますので、ご期待下さい。

改めて、コピーの実力って、ある程度のレベルまでは訓練次第でどうにでもなるんですね。プレゼンしても恥ずかしくないレベルであれば、この発想法を利用すれば簡単に書けるようになると思います。

勝負はそこからです。ちょっとキャッチコピーが書ける人で終わるか。言葉を武器に、コアアイデアの言語化、タグライン、キャンペーンコピー、各媒体のコピー、CMのアイデアとなる見えない1コピー、広告の枠を飛び越えた言葉、などなどを自由自在に操る文字通り「言葉の鬼」になるか、今後は残酷なくらい2極化されていくと思います。後者は才能による所も大きいですが、志や努力、戦略(セルフブランディングや人脈)でカバーすることもきっとできるはずです。

いつの時代も人の心を動かすのは、言葉です。
言葉を仕事にすると決めた以上は、そう信じてこれからも言葉の可能性を追求して行きたいですね。
みなさんが頑張ってるそばで、このページが拡げられていることを願って。
本日はこれにて失礼致します。
鏡龍太郎でした。

街角のクリエイティブ ロゴ



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