「シンデレラ」素敵だったね～。なんかいきなり映画っていうのもアレだったかな、ごめんね（笑）。
いえ、全然。「シンデレラ」ずっと観たかったので。もう最高でした･･･！
そんなに素直に喜んでもらえて、感激だよ（笑）。もうね～アラサー女性とか誘って映画観ても、やっぱり現実的だから冷めてるんだよね。すごーいとか綺麗とかいう言葉も、心からではないというか。目の奥が澄んでいるのって、やっぱ若くて未熟で社会のこと知らないうちなのかもねえ。
はあ。私は色々な経験を積んで知識が豊富な大人の女性にあこがれますけど･･･。
それはねえ、きっとまだはるのんが21歳だから思うんだろうね。たしかに同期の女性はみんなバリバリ働いててカッコイイけど、色んな基準が自分の中で確立されちゃってるからね。生きていくちに自然にそうなるから仕方ないけど、やっぱり真新しいものを求めるのは本能的な部分なんじゃないのかなと思った、今日。OB訪問だけど、こっちが勉強させてもらったよ。ありがとね。
いえいえ、こちらこそ勉強になります。お互い超酔ってますけど（笑）
でもさ、こういう話のほうが商社の話聞くより絶対面白いでしょ。OB訪問なんて誰に行ってもおんなじなんだから。もっと聞く？ 終電なくなっちゃうならタクシー代だすから。
え～。じゃあ、お言葉に甘えてちょっとだけ･･･
アカン！ はるのんアカンで！！
私は何度同じ過ちを繰り返せば済むのでしょうか。“終電逃す→『タクシー代だすよ』という一言→実は持ち帰られる一歩手前”というこのテンプレート、おそらくナンパ師とかいう人たちからしてみれば基本中の基本なのではないでしょうか。自分のバカさに呆れます。
時刻は25:30。とっくに終電はなくなり、だんだんとバーから人が少なくなっていきました。私たちはというと、“商社”という言葉すら一言も会話のなかに登場させず、ただただ酔いを頭に回し、そろそろ帰ろうかという話になりました。店を出ると目の前に一台のタクシーが止まっていました。『あ、一緒に途中まで帰るってことかな』と私は理解し、二人でタクシーに乗りました。
