①リクルートスーツの概念がぜんぜんちがう
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<バブル>
出典:朝日新聞社 -
<いま>
出典:『大学生はこれを見ろ』
まずびっくりするのが、リクルートスーツです。バブル時代の女子就活生のこの写真1枚の中ですら、黒、紺、グレー・・・一番右なんてエメラルドグリーンですよ!? エメラルドグリーンのスーツなんて、私は一生着る機会がないと思いますでも、なぜか派手な色もお洒落に見えるんですよね・・・。バブルマジック。もちろん今の時代も『真っ黒スーツ=リクルートスーツ』だと決まっているわけではないと思いますが、実際グレーのスーツでも浮く業界もあります。量産型就活生にはなりたくないけど、どこまで崩していいんだろう・・・というのは結構深刻な悩みですが、間違ってもエメラルドグリーンのスーツは着れません。自分を表現する! ということを大事にしている点からしても、『自分たちが企業を選んであげてるんだから、文句言うな』というバブル就活生の強気な姿勢が見えます。
②内定者への“おもてなし”具合がハンパじゃない
当たり前のように流れたナレーションを聞いて、私は一人テレビの前で『は!?』と声を荒げてしまいました。
“内定辞退者をなくすため、各企業は内定者に対して様々なフォローアップを行い、背広や車、海外旅行などのプレゼントは言うまでもなく、なかにはマンション、また農家出身の内定者の親に牛や馬を贈ったところもある。”
思わず飲んでいたコーヒーを吹き出しました。そりゃいまも多少はあるかもしれないけど、牛や馬って。中世ヨーロッパか。また『内定者は、王様なんですよ』というセリフがあるように、まさにバブル時代の内定者は王様そのものだったのかもなと思います。すごい世界。