そういえば、こないだ長男が保育園のお泊り会に行った時に、いつもだったらずっと家の中を走り回って、やんちゃしまくっている次男がやけに静かになっていて、どうしたの? と聞いたら、「会いたくなっちゃった・・・」と呟いていました。いつもは兄弟ケンカばかりしているのに、一人でしゅんとしていたのです。長男がお泊り会に行ったその夜は、家の中がやっぱり一人分静かで、シンとしていて。確かに僕も寂しかったです。
僕たちは気づかない間に四人でいるのが当たり前になっていて、誰かがいないと何かもの足りない。自然とそう感じるようになっていました。
僕と嫁がケンカをする時は決まって長男が全力で止めに入ってきます。最近でこそ僕ら夫婦は喧嘩をしなくなってはいますが、以前はよくケンカをしていました。多分若かったからだと思います。嫁もまだまだ若くて、血が
興奮していた僕らもハッと我に返り、夫婦喧嘩を止めるしかなくなります。そうやっていくつもの夫婦喧嘩が長男によって強制終了させられました。そして今ではもうあんまりケンカ自体もしなくなりました。
こないだ結構久しぶりにブチ切れた嫁にスタバのコーヒーを僕にぶっかけられたんですが、息子がタオルを持ってきて「ほら、パパこれで拭きなよ」って渡してくれたのです。息子がなんか急に大人にみえました。子供の成長を感じた瞬間でした。
嫁が不機嫌な時、僕が仕事で疲れ切っている時、そんな時はケンカが勃発する危険性が高くなるのですが、そんな空気を知ってか知らずか、ひょうきん者の次男がおどけて僕らを笑わせてくれます。次男は太陽みたいな存在で、笑いの神様がついているんじゃないかなと思うくらいにお笑いのセンスがあります。
そんな次男が僕らの間に入って柔らかいクッションの様になって家族を笑いで包み込んでくれます。子は時に二人を繋ぎ止めるかすがいになって、また違う時には二人がぶつからないクッションになってくれます。