毎朝の一連の流れに困り果てていた私は、即座に実行した。
朝起きたら自分の着ていたパジャマをたたむ。
言われなくても自分から着替える。
脱いだ靴は揃える。
幼稚園の支度を自分でする。
21日分の表を作り、できたことには〇を、できなかったことには×をつけた。すると、なんと3日間、すべての項目に〇がついた。これは驚くべき進歩だった。そして、なにより私が上機嫌なおかげで、朝の我が家が穏やかになった。眉間にしわをよせて出勤を見送られている夫も、たぶんいつもより気分よく出かけていったに違いない。「母は家の太陽なんだから」と、育児本のワンフレーズが頭をよぎる。なんだか、今の私、太陽になれている気がする・・・! ありがとうタカラジェンヌ! 習慣づけるべく、張り切って頑張るわよ~! おほほほほ~!
・・・しかし、平和な朝は、そう長くは続かなかった。
事件が起きたのは4日目、息子が幼稚園に行っている間のこと。妹が、なんとその習慣づけのための達成表を、はさみでチョキチョキと切り刻んでしまったのだ。気付いた時には、すでに遅し。見ていなかった私が悪かった。帰宅した息子は、泣いて怒った。「だいじなものなのに!」と本当に本当に怒っていた。
そして、3週間はおろか、3日で、チャレンジは終わった。でも、これで終わりにしてはいけない。今またなんとか息子の気分を盛り上げて、習慣づけプロジェクトを始めようと思っている。よい結果が出たら、またいつかご報告するとします。