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これからの「ライティング」を考え、学ぶ3ヶ月限定講座を開催します

西島知宏 西島知宏


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こんにちは。西島へんしゅちょです。今日は街角のクリエイティブが主催する、ライター講座「明日のライターゼミ」について、なぜ今、ライター講座を開催しようと思ったか、その想いと経緯について書きたいと思います。

私は2003年、電通で、コピーライターとしてキャリアをスタートさせました。2007年に電通を辞めてからはコピーを書いたり、ブログやソーシャルメディアで文章を書いたり、ビジネス書を出版したり・・・。2015年には「街角のクリエイティブ」を立ち上げ、テキストコンテンツについて試行錯誤を繰り返してきました。そういう意味で私の社会人人生は「書く人生だった」と言えるかもしれません。

13年間「書くこと」を続けてきて、最近ふと考えることがあります。書く仕事はこれからどうなるのだろう、ということです。「書く」という仕事が、私が社会人になった14年前に比べ、劇的な変化の過程にある状況をみて、そう思います。

コピーライターという職種は、私が電通に入った2003年当時、クリエイティブという職種とほぼイコールでした。電通では、もう一つのクリエイティブ職であったアートディレクターという職種には美大出身者しか就けなかったため、四大卒のクリエイターとしてのキャリアはコピーライターの一択でした。また当時、クリエイティブ職の仕事の大半はコピーを書いたり、TVCMのシナリオを考えたりすることだったので、まさに「書ける人間こそ優秀な人間」でした。

そんなコピーライターを取り巻く状況も変わりました。この10年でデジタルメディアが一気に広まり、広告手法も従来のマス広告からニュース作り、コンテンツ作りまで多様化しました。「書けるだけ」ではクリエイティブの仕事は網羅できないようになり、デジタルの知識、PRの知識、戦略的にキャンペーンをプランニングできる能力を持つ人間が広告作業における主導権を握るようになりました。コピーライターの存在感は、確実に薄れてしまったと思います。

同じくライターという名がつく「Webライター」。Webメディアが乱立し、それなりの文章が書ければ報酬額は別としてWebライターと名乗れる時代です。その中でソーシャルメディアのフォロワー数万、数十万というインフルエンサーライターには仕事が集中し、一流企業のサラリーマンの数倍もの報酬を得ている人も出てきました。しかし、10年後WebライターがWebライターのままでいられるか、食っていけるだけの報酬を得られているか、は正直わかりません。Webメディアの運営は儲からない、記事が拡散されても購買には結びつかないからライター費は抑えよう、と判断されたら報酬額が暴落したり、仕事がなくなる可能性だってあります。

紙のライターも。人気雑誌が次々と廃刊し、紙の本が売れなくなっています。出版社と直接取引きできていたような優秀なライターでも、担当していた媒体が廃刊になり突然仕事がなくなるということが起こりうる時代です。かといってWeb媒体に仕事を求めても単価や求めている仕事がマッチングしなかったり、Webの特性を把握できないため紙のように実力を発揮できなかったりと苦戦することが予想されます。

こう考えると、コピーライター、Webライター、紙のライターとも、今の業務範囲だけでは10年後20年後に生き残っていられる保証はどこにもありません。

しかし、「書くこと」を広く捉えられれば、私はまだまだチャンスが大きいと思っています。なにせテキストは究極の低コストコンテンツであり、意思疎通やメッセージを伝える上で基本中の基本となるものだからです。広告、ニュース、評論、エンタメコンテンツ、SNS、曲、スピーチなどテキストが必要な場所は確実に存在し続けます。メディアや読者の変化に柔軟に対応し、媒体特性を見極めてコンテンツを書き分けていくことができれば「書く技術」はこれからも大きな力を発揮するはずです。

そんなライター大航海時代に、ライターが正しく悩み、学び、明日のためにスキルアップを図っていけるような場所を提供したいと考えました。

それが「明日のライターゼミ」です。
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トップライター、編集者である講師陣から、講義、課題、講評などを通じて知識と技術を受け取れる場です。書くという技術だけではなく、テキストコンテンツの拡げ方、SNSやブログ等を使ったセルフ・ブランディング術なども学べます。

私自身すべての講義に参加し、「明日のライター像」を模索したいと思っています。また、ここでできた「ライターの輪」を元に、新しい取り組みもどんどん行っていきたいと考えています。

以下「明日のライターゼミ」の講師陣とカリキュラムになります。お読み頂いた上で、ご興味あればぜひ「これからのライター、これからのライティング」について学び、考えましょう!

1期の募集は終了しております。2期生のカリキュラムはこちらでご確認頂けます。

第1回「Webっぽい記事」を作って広める方法
【講師】カツセマサヒコ
【日時】2018年1月12日(金)19:30-21:30
(1)Web記事と紙の記事の違い
(2)Web記事の企画に大切なこと
(3)記事を流通させるテクニック
(4)「Webっぽい記事」企画ワーク
※当日課題あり

第2回「物書きは調べることが9割9分5厘6毛」
【講師】田中泰延
【日時】2018年1月21日(日)11:00-13:00
(1)まず自分を売りましょう
(2)読み手として書くということ
(3)調べるとはどういうことか?
(4)田中泰延が書いたもの、調べたもの
(5)長い文章を書くこと思考の過程を披露すること
(6)書く人のこれから
※当日課題あり

第3回「伝わらない文章を伝わるようにするには」
【講師】朽木誠一郎
【日時】2018年1月27日(土)17:30-19:30
(1)「文章なんて読めればよくない?」でいいのか
(2)伝わらない文章の特徴
(3)ワークショップ(伝わらない文章から伝わる文章へ)
(4)伝わる文章に共通していること
※当日課題あり

第4回「言葉を制する者が、デジタルを制する」
【講師】橋口幸生
【日時】2018年2月9日(金)19:30-21:30
(1)言葉が世界をつくってきた
(2)世界のすべては、デジタルである
(3)デジタルで支持される言葉とは
(4)炎上しないための、たった2つのルール
(5)事前課題講評&優秀賞発表
※事前課題あり

第5回「Webライターの生存戦略」
【講師】トイアンナ
【日時】2018年2月17日(土)16:00-18:00
(1)ライターのセルフ・ブランディング
 ・ブランド・エクイティを作る
 ・ターゲットのペルソナ化
 ・ライターの競合分析とは?
 ・差別化・同一化
(2)目的ありきでコンテンツを作る
 ・考えたことを文字にするのは「作家」
 ・ベネフィットを与えるコンテンツとは?
 ・情緒的ベネフィットと機能的ベネフィット
(3)コンバージョンか、露出度か
 ・PVづくりの失敗談
 ・心を動かす記事がコンバージョンに繋がる
 ・読者のエモーショナルフローづくり
(4)明日のライターになる
 ・紙からWeb、そして次の媒体へ
 ・複数の強みを作る
 ・5年後のなりたい自分を定める意味
 ・健康な心身こそ資本
※当日課題あり

第6回「沢山の人に届けるためのSNS活用法」
【講師】夏生さえり
【日時】2018年2月25日(日)15:00-17:00
(1)ライターにSNSは必要なのか?
(2)届ける所までできるライターになる
(3)どうやってフォロワーを増やすの?
(4)SNS、こんな使い方もあります
(5)告知にテクニック使ってますか?
(6)140字で実践しよう
※当日課題あり

第7回「ニュースの言葉、ニュースになる言葉」
【講師】タカハシマコト
【日時】2018年3月2日(金)19:30-21:30
(1)かつてないニュースの時代に
(2)言葉で拡散する情報
(3)ニュースになる言葉、ならない言葉
(4)実践!ニュースな言葉の作り方
※当日課題あり

第8回「明日のライターに必要な知識と技術」
【講師】西島知宏
【日時】2018年3月11日(日)16:00-18:00
(1)これから言葉を仕事にするということ
(2)これから必要なのはWhoとWhen
(3)反射する能力と定着させる能力
(4)言葉づくりに使える発想法と自己検証法
※事前課題あり

第9回「言葉の人であり、行動の人でありたい」
【講師】阿部広太郎
【日時】2018年3月16日(金)19:30-21:30
(1)這い上がるために、泥水をすすった3年間
(2)企画書で自分の仕事をつくる、つくりつづける
(3)言葉の企画(たとえばとつまりでコピーは書ける)
(4)コピーライター、企画プロデューサーという働き方

第10回「一冊の本を書き上げる」
【講師】古賀史健
【日時】2018年3月25日(日)15:00-17:00
(1)本にはできないこと、本にしかできないこと
(2)本を書く前に考えること(企画と構成)
(3)原稿を書きながら考えること(執筆)
(4)原稿を書き終えてから考えること(推敲)

「明日のライターゼミ」の詳細はDMMの募集ページをご覧ください!

ということで街クリ主催「明日のライターゼミ」の告知でした!

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