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夢追い人に気をつけろ!【連載】嫁公認コラム

5歳【嫁公認アカウント】 5歳【嫁公認アカウント】


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僕の場合、長い事フラフラと旅をしていたのですが、ちゃっかり資格とか色々と取得しておいたので今なんとか生きていけてます。ヒッピーだった息子に「なんか資格だけはとっておきなさい」とアドバイスしてくれた両親に今となっては感謝しています。手に職をつけるのはめちゃくちゃ大切。それだけでなんとか生きていけます。

 

こんな当たり前の事を気付くのに僕は34年掛かりました。一度踏み外すと戻ってくるのにめちゃくちゃ時間が掛かります。それが人生。

 

ここでちょっと話を戻しますが、かつての僕の「人生はたった一度きりなんだぜ!」というアドバイスをキッカケに大学を辞めた後輩達。それこそまだ旅をしているヤツもいるし、海外にそのまま住んでいるヤツもいます。その中の僕がたぶらかした後輩の御両親になにかの会合で偶然会った事がありました。その時に挨拶をしたらめちゃくちゃ睨まれました。僕はその当時は「子供が自分達のレールから外れたからってそんなに怒るなよ」と心の中で思いましたが、今ならその親御さんの気持ちがよくわかります。我が子が先輩にたぶらかされて大学を辞めてしまって・・・ヒッピーになって・・・そりゃ睨むよね親御さん! 僕が母を泣かしたように、その御両親も泣いたかもしれないし、「僕が知らない所で数多くの御両親が泣いていた」と今になって思います。僕も子供を持ってその気持ちを完全に理解しました(今更遅い)。

親御さん達は息子が大学に入学するのに向けてコツコツと入学金を貯めていたりするわけです。息子が大学に入った時は心の底から安堵した事でしょう。そこに謎の自称自由人の先輩登場ですよ。そして息子は急に大学を辞めました。そりゃ睨みますよ。怒りますよ、泣きますよ。逆の立場なら絶対に僕も睨むと思います。人の人生は、その人自身の気持ちの問題もあるけど、見守って育てた周りの人達の気持ちもあるわけです。ちゃんと地に足を付けて生きていって欲しいです。親の願いでもあるし、今の僕の願いでもあります。

いつかまた会う機会があれば後輩の親御さん達全員に謝りたいと思っています。

だから僕は今はむやみやたらと若者に夢は語らないし、自分の心の声に耳を傾けろとも言いいません。自分にあった職業を探し、仕事を頑張った分だけ自分の好きな趣味を目一杯楽しんだらいいと思います、土日に! 生活に、そして人生にメリハリを!

 

かつての僕が犯してしまった夢追い人被害がなくなる事を切に願います。

 

「人生はたった一度きり! 限られた時間を大切に生きていって欲しい」そう祈らずにはいられない。この文をこれからを生きる全ての若者に捧げます。

 

【過去5回の「嫁公認コラム」はこちら】
僕のご機嫌な嫁
僕には捨てられないキャバクラの名刺がある
殺されるかもしれないが好きな本を聞いてみよう
田舎が好き過ぎる僕の話
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