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僕には捨てられないキャバクラの名刺がある【連載】嫁公認コラム

5歳【嫁公認アカウント】 5歳【嫁公認アカウント】


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夏の夜風を感じながら先輩と二人、楽しさの余韻に浸っていた。

「楽しかったですねぇ」

「楽しかったな」

「また行きたいですねぇ」

「また行こうぜ」

「いやぁ~楽しかった」

「そうだな~良かったな」

こんな会話を永遠と繰り返しながら中野駅に向かってフラフラしながら男二人歩いて帰った。

とにかく全てが完璧な楽しい夜だった。

 

それからも先輩には仲良くしてもらって、会社では二人でバリバリと働き、業績も上げて、僕らは本当に良いバディーの様な関係を築いていった。

 

しかし別れは来るもので、僕の実家の都合で会社を辞めて実家に戻らなくてはいけない事になってしまった。先輩は僕が辞める事を寂しく思ってくれたが「実家に戻っても頑張れよ!」と応援してくれた。

 

それからもちょくちょく東京で会ったり飲んだりしていたが、僕も忙しくなりその頻度はすごく少なくなっていった。

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