長年連れ添った夫婦にありがちな会話
嫁「で、それこれがこうでこうだったのよ~! ・・・・? っていうかあなたちゃんと聞いてるの!?(怒)」
旦那「あ、ごめんごめん、でなんだっけ?」
嫁「(ほんと話し甲斐がない旦那だな)」
こうならない為に!! 僕達がやれる事は!!
しかしこうなるまでには色々あったと思う。旦那としては長年オチのない話を聞かされ続け、尚且つ話の途中で意見を言おうとしたら「いや、全然違うから!」と言われ続けたら、きっとこうなる。
僕はまだ結婚7年目だ。まだまだ合いの手を打つが、それが20年30年と結婚が続いて嫁の投げるボールをキャッチするだけの会話(?)をしていたら、いつか面倒臭くなってしまうのではないか、という予感はする。
だから僕はこの「男は黙って頷いて聞く=モテる」という風潮を積極的にぶち壊していくべきだと思うわけである。
男にも喋る権利をくれ! 喋っても口挟んでもモテろ! モテさせろ! 女の子よ、タダで絶妙な合いの手打ってくれ! こっちもそれと同じくらいに絶妙な合いの手打つから!
さすれば結婚した時にお互いに充実した会話を夫婦で長く出来るのではないだろうか?
結婚したり、長年付き合っていて「会話がない」という話・・・本当によく聞く。
それは女側のつまんない話でも黙って聞いてくれるんだ!(つぅーか聞け!)という思い込みと甘え、そして、男側の合いの手の打ち疲れによるものではないかと僕は思うのだ(僕自身がその状態に直面しているのだけれども)。
僕だって話す機会さえ与えてくれれば面白い話をしますよ! させて下さい! だから機会をくれ!
帰ってきたら嫁にはこう聞いて欲しい。
「なんか今日は面白い事あった?」
そしてモテテクニックの定石からは外れて女の子の話しに「でもそれってこうじゃない?」と男が意見した時には舌打ちをするのではなく、「ほほぅ」と面白がってみよう。
恋人達が二人楽しく、そして心地よく一緒に過ごすために根本的な所での共感と肯定がとても大切な事だというのはよくわかる。でもちょっとした考え方の違いや感じ方の違いは二人の関係のスパイスになるし、そこを楽しんでみたらいいのではないだろうか。違うからこそ面白い。
出会った頃は「この人なんか自分とは違う・・・でもそういうところが素敵!」と思ったハズだ。出会ったあの頃を今再び思い出してみよう。
最後にもう一度大切な事なので言わせてもらう。
女の子の話は黙って聞いて、合いの手を打って、「それは大変だったね」と言えばモテる。
間違っても意見したり、答えを出そうとしてはいけない・・・。これでモテる・・・。
というのをやめにしよう!
会話はキャッチボール。女ばかりがピッチャーで男がいつもキャッチャーというのをやめて、男も時にはピッチャーになったり、バッターになったりして野球の様に楽しもう! それが結局の所、二人の末長い良好な関係に繋がるのだ。
男の喋りたい欲の我慢の上で成り立つ恋愛理論、または恋愛指南書は目先の(モテる)事しか考えていないと世界よ、知ってくれ。
世の中の投げっぱなしピッチャーの女を相手に黙々とサインに頷くだけのキャッチャーになろうとしている男は今すぐにマスクを取ってこう歌い出そう。
「俺の話を聞けぇ~♪ 2分だけでもいい~♪」
女の子は2分だけ聞いてあげて下さい。
僕らはそのあと60分、ちゃんと聞きますから。
【過去5回の「嫁公認コラム」はこちら】
・映画館と息子と僕
・息子に学ぶ「モテ」について。
・結婚して僕はBLに目覚めたのかもしれない
・羨ましい症候群と僕の片付かない家
・ポジティブ馬鹿とその先にある死について
- 1
- 2