• MV_1120x330
  • MV_1120x330

100円玉で磨く、子どもの経済感覚【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

4歳の息子は、最近やたらとおつかいに行きたがる。以前、最寄りのコンビニで牛乳を買ったのが楽しかったらしい。

実はその時は、コンビニまで私も一緒に行き300円を渡し、「じゃあよろしくね~。ママは郵便局に行ってくるから」と別れて、建物の角に隠れ、彼がお店を出たところで偶然を装い再会した。これはおつかいなのか? と思うが、彼としては「立派なおつかい」らしいから、そういうことにしておこう。

そんな母の動きを知る由もない息子は、その1回ですっかり自信をつけたようだ。「ぎゅうにゅうかってこようか?」「ママ、なにかかうものない?」とおつかいに行く用事を聞いてくる。本当は「牛乳と、マヨネーズと、コンソメ! ついでに妹のオムツ!」と、頼みたいものはたくさんある。でも、エレベーターに、車通りの多い大きな道・・・。最寄りコンビニといえども4歳児にはちょっとハードな関門がいくつかある。それに、4歳児には、持てる荷物にも限界がある。牛乳1本がちょうどいいところだ。だから、「牛乳頼みたいんだけど、ママも用事があるから、お店までは一緒に行こうか」と、結局いつも、一緒に外出し、店の外で待つパターンになっている。先日も、店に入る息子に「レジのお兄さんに、レシートお願いしますって言うんだよ」と言い渡し、300円を預けた。「おっけー!」と息子。しばらくすると、牛乳の入ったレジ袋と、おつりとレシートを握りしめ、息子は店から出てきた。満足そうだった。

ところで、そんな息子は、この夏から、いよいよ習い事を始めた。随分悩んだ末に決めたのは、スイミングである。体力づくりになること、何かの時に役立つ技能であること。それから、幼稚園とはまた違うお友達と一緒に、先生の指示を聞いて言われたとおりに実践するということ。これがうちの息子には大事なことだと思った。

スイミングスクールも、我が家の近所には調べてみると3か所あった。

1.家から一駅で通いやすいところ
2.幼稚園のお友達が行っているところ
3.家からはやや遠いけれども指導力に定評があり、平日は通い放題なところ。

色々あるが、親としては、最も子どもに向いているところに通わせたい。

そこで、2歳の妹を連れ、すべてのスクールのベビースイミングの体験教室に申し込んだ。自分が体験すれば、先生はどんな方々がいるのか、ロッカーやシャワーなどの設備面はどうなっているのか、なんとなくのことはわかる。それぞれのスクールを体験してみたところ、悩むことなく3のスイミングスクールに決めた。送り迎えは大変だが、そこは私が頑張るとしよう。

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP