宣伝には「前作を遥かにしのぐ」と恐ろしい文字が。
この連載で前回採り上げたのは「スウィート17モンスター」。すごくいい映画でした。
出典:「スウィート17モンスター」オフィシャルfacebook
この映画は、アメリカの映画批評サイト「ロッテントマト」で95パーセントの支持率を獲得しました。
対して「フィフティ・シェイズ・ダーカー」の支持率は・・・なんと「9%」。なぜ僕はそんなものを観に映画館へ行かなくてはいけないのでしょうか。それは、約束してしまったからです。僕はこう書きました。
わたくし、「2」も「3」も必ず観にいくことをここに誓います。意外と、良くなっていく可能性も捨てきれませんし。そこから振り返ってこの第一作目を思い返すと、「なかなか導入としてはよかった」になるかもしれません。
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ【連載】田中泰延のエンタメ新党』
忘れてた。「3」もあるんや。来年2018年に。約束を守る男として有名な僕です。原稿が遅れたり連載が飛んだりしないことで有名な僕です。約束を守るために行ってきましたよ。装備を忘れずにな。
もう、何を観せられても怖くありません。そうです。この映画で臨死しないためにはじゃがりこが必要なのです。しかもLサイズです。
ですが、あれっ? この映画が上映される映画館にはこんなマナーに関する注意書きが。
他店からの飲食物の持込はご遠慮ください。
出典:TOHO Cinemas
そうなんです。ポップコーンやドリンクの売上は映画館の重要な収益。よそから持ち込んだものを食べるのは映画館を経営危機に晒すのです。すると前回、僕一人しかいない映画館でじゃがりこをバリバリと食べた行為はマナー違反だったんですね。すみません。今回は救命胴衣なしでの鑑賞となります。僕と一緒に臨死してください。
さて今回も映画館に着きました。お客さんは・・・5分ぐらいの入りですかね。5割じゃないですよ。厘とか毛の仲間の「分」ですよ。お察しください。この5のお客さんさえいなければ上映は中止、電気代空調代が節約できて地球環境に貢献してエコマークとかもらえたはずなのに残念です。
さて、この映画、
出典:IMDb
主演のアナことアナスタシア・スティール役にはダコタ・ジョンソン。前回、こんな女優知らんわ〜と書きましたが、調べたところなんとドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの間に生まれた娘だったんですね。なんというモテモテ俳優二人の子なんでしょう。前作より2年経ち、だいぶ綺麗に大人っぽくなってます。
出典:IMDb
もう一人の主役、大富豪クリスチャン・グレイを演じるのはジェイミー・ドーナン。2年ぶりに言わしてください。ジェイミー・ドーナン、この人ドーナンよ? まずい映画やドラマができてしまった時、「役者に責任はない。脚本と演出に責任があるのだ」とはよく言われることですが、この映画に限っては、この映画に限っては、この人にも多少責任を感じて欲しいな♡ って思います。筋肉美は前作以上なんですけどね。
出典:IMDb