• MV_1120x330
  • MV_1120x330

家なし生活を10ヶ月続けている、ハイパーノマドお兄さんに話を聞いてみた

岡田麻沙 岡田麻沙


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

そういう矛盾を呑み込んでなおアクティブでいられるところが、北畑さんの魅力なのかもしれません。あの、最後にゲスな質問をしますけど。・・・今、恋人はいるんですか?

いないです。

今の生活を続けていく中で、これから先、恋人ができたときに色々と困ったことが起きると思いますか? 例えば、家に呼ぶことができないとか、待ち合わせ場所の設定が面倒になるとか・・・。

うーん・・・。出来た時にならないと考えられないかなぁ・・・。恋人を作ることに興味がないわけではないんですが、「自分の人生ですべきこと」の優先順位を下げてまで作らなきゃならない、という感覚はないですね。

ああ。

分かります?

分かります。けど、私はやっぱり現実的に人と関わり合うことにベタな興味もある・・・。

僕も、興味がないわけではないですよ。ただ、より多くの人と一緒にものを考えたり、言論活動を続けたりすることのほうが大事で、それには今のハイパーノマドな生き方がしっくりくる。現時点ではこの生活を変えるイメージはないけれど、また何か違うことが起きたら、すぐに自分を変える用意もある。そんな感じですね。

まとめ

旅をするように暮らしているお兄さんから話を聞いてみて驚いたのは、ものすごくしっかりしていること。「家なし」と聞くと、根無し草のような生き方をイメージしてしまうが、北畑さんはかなり意識的に周囲の人と関わる場面を設け、その一方で、一人きりで本を読み、ものを考える時間をも確保している。

北畑さんは最後に、「就職して以来、もう3年間ほどは友達と遊んだという記憶がない」と語ってくれた。その表情には凛々しさがあった。家なし生活を10ヶ月続けているお兄さんに話を聞いてみたら、「決まった場所に住んで、週末は友人とお茶をして」という、当たり前だとされる「普通の暮らし」に捉われない、自由な生き方・考え方に触れることができた。

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP