• MV_1120x330
  • MV_1120x330

家なし生活を10ヶ月続けている、ハイパーノマドお兄さんに話を聞いてみた

岡田麻沙 岡田麻沙


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旅するように暮らしたい。そんな風に考えたことはないだろうか。お気に入りの服を並べたクローゼット、思う存分に本をしまっておける本棚、ちょっとずつ集めたマグカップが顔を揃える清潔なキッチン。休日ならば昼過ぎまで自分を包んでくれることもある、肌に馴染んだ寝具たち・・・。モノを持つことは楽しい。住まいをデザインすることは、人生をデザインすることと似ているから。

だけど時々、そうして集めたモノたちが、途方もなく重たいと感じる瞬間もある。全てを捨てて、身一つで暮らしてみたい。現在25歳の北畑淳也さんは、昨年7月末から現在までの約10ヶ月間、「家を持たない」生活を続けている。


https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/05/new_2017-05-29-13-31-02.jpg

「家なし生活」って、どういうこと?

岡田
こんにちは、ライターの岡田です。泣きながら原稿を書いてボツを食らったりしている32歳です。

北畑さん
こんにちは。北畑淳也です。都内で営業職をしつつ、家なし生活をしています。1週間おきに、都内のゲストハウスやホステルを渡り歩きながら暮らしています。

さっそくですが、ゲストハウスはどうやって探しているんですか? Airbnbとか?

Airbnbも見ていますが、Booking.comとかトラベルコとか、旅行サイトを使うことの方が多いですね。そちらの方が、情報が網羅的なので。よく行くのは「IRORI HOSTEL and KITCHEN」というゲストハウスで、そこでは顔なじみになっているので、行くとほっとするような感覚がある。

いまHP見てますけど、めちゃくちゃオシャレですね。「家なし生活」から想像する、味気ないイメージが覆される・・・。

そうですね。家を持たない暮らしは本当に快適ですよ。まず、賃貸生活につきものの、敷金礼金とか更新料といった出費がなくなるので、その日に支払うお金が、住まいに必要な全額になる。これはすごくシンプルで気持ちがいい。それから、水道代・光熱費の心配からも解放された。自分が何にお金を使っているかが、目に見えやすくなった。

なるほど・・・。話が前後しますけど、北畑さんと私は読書会で知り合ったんですよね。北畑さんが毎週開催している「「古典は古い本」ではなく現代に生きていることを知る読書会」っていうイベントで。まずタイトルがすごいですけれども。読書活動に必須の本って大量にあると思うんですけど、それはどうしているんですか? どっかに預けたりしている?

全部Kindleに移行しました。一部、電子化して売られていない本については手元に持っています。それが持ちものの全てです。

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP